本日お昼ごろに「【意見】共謀罪ことテロ等準備罪が可決された日(2017年6月15日)の前後の演劇関係者などのツイートまとめ」を作成して公開したところ、ツイート数が多すぎて開きづらくなったので、記事を2つに分割しました(2017/06/16夜)。
・歴史
・共謀罪の何が恐ろしいのか
・今回の「中間報告」という名の“強行採決”について
・都議選について「都民ファーストは“いまの自民党の純粋結晶”」
・これからできること
全く同じじゃねえか。
この後、この国になにが起こった? pic.twitter.com/bgaQVdHx1V— KO_SLANG (@KO_SLANG) 2017年6月14日
■歴史
ちなみに治安維持法逮捕第一号が、学生の勉強会だったって皆さん知ってるんですかね。学生の勉強会ごときですよ。https://t.co/obQnR9Gi35
— 中野昌宏 Masahiro Nakano (@nakano0316) 2017年6月13日
この時に捕まった学生の内、数名はその後再び逮捕され獄中で死に、または特高による三日三晩の壮絶な拷問の後に殺されている https://t.co/uFXCzQjCCV
— ガイチ (@gaitifuji) 2017年6月13日
先月、講義で紹介した戦時下の宝塚のポスター。 pic.twitter.com/LiwonNVkpU
— 新川貴詩 (@shinkawa_takash) 2017年6月15日
【号外続報】女権活動家エマ・ゴールドマン(47)=写真=が反戦活動を理由に逮捕。本日施行されたスパイ活動法違反。政府の説明によると、政府を批判し戦争反対を訴える人物は一般人ではなく、スパイと同じであるから逮捕には正当性があるとのこと。 =百年前新聞社 (1917/06/15) pic.twitter.com/UEUpBUOtf0
— 百年前新聞 (@100nen_) 2017年6月15日
1944年、西日本新聞社の編集局に勤務していた長谷川町子は、仕事で博多湾をスケッチ中、スパイ容疑で憲兵に逮捕拘留された。
今日の日本政府が「模範的三世代同居世帯」と位置づける『サザエさん』のモデル的人物でさえ、権力側の思い込み1つで捕まった恐怖の時代が、GW開けにもまた到来する。 pic.twitter.com/PK18P3BSEA— ほうとうひろし (@HiroshiHootoo) 2017年4月29日
■共謀罪の何が恐ろしいのか
15日朝、与党が採決を強行し「共謀罪」法が成立しました。本紙取材班は、これまでも法案の問題点を指摘してきましたが、審議すればするほど危険な本質があらわになっていました。15日朝刊では、通常のTOKYO発を休載し、大型論点表を掲載しました。今後も追及していきます。 pic.twitter.com/get6XCrUIv
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) 2017年6月15日
中国人の友人に「最悪な法律が決まったから今朝は機嫌悪いわ」と言ったところ、「どんな法律?」と聞かれたので「政府に都合の悪いことを主張したら捕まることになり兼ねないって奴」と答えたら「うちの国と変わらなじゃん!」だって。
— ポンコシ人間 (@pnkz) 2017年6月15日
共謀罪って、要するに警察が市民運動を弾圧しやすくする法律だから、テロ対策どころかテロを生み出す可能性を強めるよね。だってまともに抗議しようとしても捕まるなら、テロしかないと考える人が現れても不思議ではない。テロが起きれば監視が強まり息苦しくなってよりテロが起きやすくなる。悪循環。
— 井野朋也(新宿ベルク店長) (@Bergzatsuyoten) 2017年6月15日
共謀罪が成立して施行されると、あやしい人かどうかを確かめるために、普通の人が思いっきり監視対象になります。法律があるからと、予算措置や人員配置がてあつくなるでしょう。ツイートを監視する要員も、私たちの税金で用意されます。こんな社会は変えないといけません。#共謀罪 pic.twitter.com/I36SgwumC9
— 弁護士竹内彰志 (@takeuchishiyoji) 2017年6月14日
何度も言ってるけど、共謀罪と特定秘密保護法が組み合わされれば最強の治安維持が実現するんですよ。「共謀罪で逮捕する!理由は秘密だ!」で全部済む。世間からは「よほどヤバイことを計画していたに違いない」と思われて、獄中死です。
— きく_いけーしょん (@so_harunohi) 2017年6月14日
共謀罪法たるテロ等準備罪の可決成立によって、これまで犯罪は実行があってはじめて処罰されるものだったが、今後は未遂でも前倒しして「実行前段階」で処罰可能となる。つまりわれわれ諸個人の「内心の自由」に踏み込むのだ。これは、わが国の刑法の原則である既遂処罰原則の事実上の終了を意味する。
— Ikuo Gonoi (@gonoi) 2017年6月14日
厳罰を課せば犯罪を減らせると思うのは幻想です。
テロがなくならない根源的な理由は強者の非寛容と、
それを支持してマイノリティをバッシングすることに快感を感じる弱者のルサンチマンです。
今の日本が突き進んでいる道です。地獄への道は弱者のルサンチマンで敷き詰められているのです。— 池田清彦 (@IkedaKiyohiko) 2017年6月15日
法務省は共謀罪について、公布は6月21日、施行は7月11日になる見込みだとした。プライバシーなどに対する配慮もないなかで早すぎる。
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) 2017年6月15日
快挙です!!
東京新聞名物, #佐藤正明 さんの政治まんが。今回は佐藤さん本人と思われる漫画家が、登場します。その運命は…
佐藤さんの傑作選 #まんが政治VS政治まんが (岩波書店)もお勧めです pic.twitter.com/XmXK74sY5G— 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) 2017年6月13日
確かに治安維持法と「共謀罪」を比較することには時代背景が違うという批判があります。しかし夫が横浜事件で逮捕された木村まきさんは「内心のことが処罰対象になると捜査機関が密告頼みになる点は同じ。密告は社会の萎縮を招く」と危惧しています。 https://t.co/nLRtfdZyMU
— 小川一 (@pinpinkiri) 2017年6月16日
■今回の「中間報告」という名の“強行採決”について
#「共謀罪」法案 が15日朝、成立しました。法案の内容の問題点は繰り返し指摘していますが、成立に至る手順も異例続きです。 #民主主義 がないがいしろにされていると言わざるをえません。添付したのは15日東京新聞朝刊1面です。朝刊では9ページにわたってこのニュースを詳報しています pic.twitter.com/JPAG05aktP
— 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) 2017年6月15日
↓2007年の第一次安倍内閣でもやっていたことです。
与党が「共謀罪」法案で、委員会採決を省略する「中間報告」を検討。異例の禁じ手です。第1次安倍政権時の2007年にも前例がありますが、強引な国会運営と批判を浴び、参院選惨敗の一因に。(ま)https://t.co/qrAR2vevWs
— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2017年6月14日
#報ステ
後藤さん「過去の中間報告はそれぞれ理屈があった。今回は理屈のない、暴走・奇襲による中間報告。まさに議会制民主主義の否定」
田原さん「全然緊急じゃない。こんなんで採決しちゃったら、世界中から日本語馬鹿にされますよ」#強行採決を許さない #共謀罪を強行採決するな pic.twitter.com/MLACdM0Dec— 森修一 (@ChemPack) 2017年6月14日
報ステ。
中間報告というのは?
後藤氏「これは禁じ手。過去にはあったが、それぞれ緊急性などの理由があった。今回は理屈もない。暴走そのもの。」田原氏「もうムチャクチャ。トランプさんほどの愛嬌もない。」「加計問題隠し。都議戦を控えて公明党の委員長は採決したくない。自民党と取引した。」 pic.twitter.com/AgGIcMUFMC— acacia (@freie_Herz) 2017年6月14日
この言葉に今一度耳を傾けてほしい。国連特別報告者の重要な指摘。「多くの国の場合、このような重要な法案には十分な時間をかけて公的議論を行う。しかし日本政府の場合はそうではなかった。3月21日に国会で議論が始まった時には、すでに政府はタイムテーブルを決めていた。これは異常なやり方だ」 pic.twitter.com/mpSQEjjE8I
— m TAKANO (@mt3678mt) 2017年6月14日
中間報告の悪用とか、改正治安維持法の緊急勅令となんら変わらないな。(東京朝日新聞 昭和3年6月29日) pic.twitter.com/1f904jGI2D
— Tad (@CybershotTad) 2017年6月14日
参議院本会議 福山哲郎「この本会議で強行採決をしようと言うのでしょうか。みなさん、中間報告などという言葉に騙されないでください。与党の究極の審議拒否です。こんなことは初めて。考えられない暴挙です。議会制民主主義の否定です。政府与党に恥を知れと強く言いたい」 pic.twitter.com/AW4XwtcpY0
— 市民連合 (@shiminrengo) 2017年6月14日
今日(15日)の未明に行った衆院本会議での内閣不信任決議案への賛成討論の動画です。安倍政権について考えていることを、まとまって話しました。ご覧いただけると幸いです。https://t.co/lZ6MMwVCSv
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2017年6月15日
今日は、とうとう日本の議会制民主主義が崩壊してしまった朝(>_<)
<共謀罪>賛成多数で成立 午前7時46分決着
https://t.co/GaRm01uJjm @YahooNewsTopics— ハッピー (@Happy11311) 2017年6月14日
もはや共謀罪がどうという以前に、国会が国会の体を成していない。テロ集団に乗っとられて、積み上げてきたルールがグチャグチャにされている。そういう危機だよね。
— kentarotakahashi (@kentarotakahash) 2017年6月14日
「共謀罪」海外メディアは
「“凶暴な”新テロ法案」(ガーディアン)
「キノコ狩りも対象」(BBC)
「森友学園や加計学園を隠すために強行との批判も」(聯合ニュース)
「憲法改正への野望を進めるための道を開く」(ブルームバーグ)
https://t.co/FDknGi8gj1— 未来のための公共 (@public4f) 2017年6月15日
■都議選について「都民ファーストは“いまの自民党の純粋結晶”」
都民ファーストの最大の問題は、野田数の存在。
なんかみんな勘違いしてるけど、野田数、日本教育再生機構の理事やで?
都民ファーストは、反自民でもなんでもなく、「いまの自民党の純粋結晶」みたいなもんやで。— 菅野完 (@noiehoie) 2017年6月11日
勘違いtweetを連発している人がいるが、今回の暴挙で都議選で自民党が負けても無関係。自民党への批判票を一手に集める「都民ファースト」なる別働隊を作ったからこそ、安倍はこの暴挙に出られたのだ。この仕掛けは既に橋下維新で実証済み。それに騙される愚かさも含めて、この国は終わっている
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) 2017年6月14日
最悪なのは公明党。参院法務委員長は公明党で、自分たちが強行採決したという形で手を汚したくないがために、こんな乱暴なやり方に。自分たちの都合で議会政治を壊す公明党と、小池都知事は組むのかぁ…
— Shoko Egawa (@amneris84) 2017年6月14日
公明党っていうのは、日本社会の象徴だね。政策や倫理ではなく、世の大勢であるほうにつくことで生き延び、優位に立とうする。この社会のマジョリティは、だいたいそんな生き方をしている。だから、他人の暴力や、それを許容する行政を、自分に降りかかってこない限り、黙認する。強い側につきたがる。
— 星野智幸Tomoyuki Hoshino (@hoshinot) 2017年6月15日
安倍総理は親しい人への便宜供与を、国会の場では国民に納得させられなくなった。そこで国会のルールを捻じ曲げてまでして共謀罪を強行採決し、国会を一刻も早く閉じようとしている。安倍総理は「国民は物忘れがいい」と高をくくっている。都議選までは絶対に忘れないでほしい。
— 菅 直人 (Naoto Kan) (@NaotoKan) 2017年6月14日
「都民ファースト」という名称自体、排他的であることの証明。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2017年6月11日
小池百合子は、まんま橋下徹をなぞっているだけだからな。上山信一などブレーンも被ってるし。オトキタとかいう胡散臭い都議は、大阪の住民投票でわざわざ維新の手伝いに来てたし。 pic.twitter.com/xwb4NnKcMD
— fckisn@安倍と維新公明イラネ (@fckisn) 2017年6月10日
■これからできること
共謀罪法たるテロ等準備罪の可決成立によって、これまで犯罪は実行があってはじめて処罰されるものだったが、今後は未遂でも前倒しして「実行前段階」で処罰可能となる。つまりわれわれ諸個人の「内心の自由」に踏み込むのだ。これは、わが国の刑法の原則である既遂処罰原則の事実上の終了を意味する。
— Ikuo Gonoi (@gonoi) 2017年6月14日
監視社会へようこそ。テロ等準備罪の恐ろしさは、未遂でも「実行前段階」で処罰可能なことに加えて、本法律の成立によって人々が自由に考えることや行動することを萎縮させる効果を持つことだ。みんなこれからは自分の行為が同法に抵触していないか、政府のまなざしを自己内面化して暮らすことになる。 https://t.co/EFpojQH2i4
— Ikuo Gonoi (@gonoi) 2017年6月14日
これからできることは多くある。まずは本を読むこと。監視社会とはどういうものかを知るためには、ジョージ・オーウェル『1984』(ハヤカワepi文庫)と、レイ・ブラッドベリ『華氏451度』(ハヤカワ文庫SF)を。両方ともSFだけどそういう時代だ。あとは清沢洌『闇黒日記』(岩波文庫)。
— Ikuo Gonoi (@gonoi) 2017年6月15日
ではこれからどうするか。考えるヒントになるのはハンナ・アレント『暗い時代の人々』(ちくま学芸文庫)。自由が窒息した時代にどう生きるべきか、指針となる一冊。くわえてジーン・シャープ『独裁体制から民主主義へ』(ちくま学芸文庫)。独裁的な政治権力に対して、いかなる抵抗が可能かが学べる。
— Ikuo Gonoi (@gonoi) 2017年6月15日
来年の新国立劇場のラインナップには『1984』が入ってます。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2017年6月15日
同僚のモンゴル研究者がFBに書いていたが、今こそソ連型社会主義(毛沢東型でも同じか)を知る世代の出番。共謀罪や安保法制・秘密保護法、マスコミの沈黙のもとでどうやって政府を出し抜くか。自分の意見をこっそり発表するか。ノウハウが蓄積されている。
— 桃木至朗 (@daochilang) 2017年6月15日
あなたが捜査されるんだよ。密告しないとあなた自身が摘発される社会になるかもしれないんだよ。歴史を学びなさい。先例がたくさんあるから。
— 桃木至朗 (@daochilang) 2017年6月15日
共謀罪成立したらおしまいだーってのを見るけど、これって日本人の悪いクセの無キズ好きケガレ思想だよ。一度でも失敗したら「ケチがついた」と放棄するやつ。日本も生活も統治システムも継続するものなんだしキズがついたら何度でも修繕しようよ。憲法や法律を新造の神社みたいに考えたらダメだよ。
— mipoko:NoWarNukesFur (@mipoko611) 2017年6月14日
「2017年共謀罪は廃止」これを次の選挙公約に掲げる議員で過半数をとりましょう。廃止法案はすぐにできます。強行に成立させた法律は議会の構成を変えて廃止するしかありません。国民が、候補者のための選挙ではなく、自分自身のこととして選挙に関わることが必要です。#共謀罪 pic.twitter.com/aIrLpI8id6
— 弁護士竹内彰志 (@takeuchishiyoji) 2017年6月14日
共謀罪は「制定」はされましたが、その「運用」を強く制限する手立てはあります。野党第一党、第二党が「共謀罪廃止」を公約に掲げ続けることです。そうすれば政権交代の可能性がありますから、運用には慎重にならざるを得ませんから。 https://t.co/YsuCFRHhHr
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年6月15日
みなさん、本日6月15日は樺美智子さんの命日ですね。60年安保で東大の学生だった樺美智子さんが、わが国の政府によって殺された日です。自民党と公明党、そして維新の会は、彼女の命日に共謀罪法を強行採決で可決成立させたわけです。みなさん、このままでよいのでしょうか?#国会前緊急大抗議 https://t.co/gCXYwJfLfN
— Ikuo Gonoi (@gonoi) 2017年6月15日
私も共謀罪には反対だし、可決した手法もかなり強引で、こういう国会運営をさせないためにも、野党が勢力を伸ばしてバランスをとってほしい。だから次の選挙まで今日のこの腹立たしさや苛立ちをよく覚えておく。それはきっとかなり難しいことなのだけど、それこそが「民主主義の重さ」なのだと思う。
— たられば (@tarareba722) 2017年6月15日
ドイツでは「たった一人でも反対できる人間を育てる教育」を目指しているというのを知ってから、このフレーズが私の頭の中からずっと離れない。
— Toshiko ISE?? (@toshikoise) 2017年6月12日
「曖昧に尋ねて曖昧に答えさせた内容をガチガチの文書として残す」というのはお巡りさんの基本にして必殺技なので、弁護士なしの素人は手も足も出ません。「もうかりまっか」「ぼちぼちでんなぁ」みたいな挨拶慣用句が既に警察秘伝のハメ技なのです。ブラジリアン柔術の黒帯と寝技で戦うようなものです
— cdb (@C4Dbeginner) 2017年6月15日
以上です。網羅性はありません。全てのツイートの並びは順不同です。
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