『エダニク』は約1時間45分の男三人芝居。横山拓也作、上田一軒演出のコンビで3度目の再演となる人気作です。2009年初演で第15回日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞。
以前は約1時間35分だったこともあるそうで、今回は上演時間が約10分伸びています。台本は同じだけれど、3人のキャストのうち、2人が新しく変わり、演出も変わったからなんでしょうね。
私はある部屋に集まる3人の男性の(人間としての)背景を、たった1人で無言で作業する演技や、相手の出方を積極的に待つ間(ま)などで緻密に描いているように思えました。
iaku(イアク)の横山さんは昨年から東京と大阪の両方に拠点を持つようになったそうで、東京で活動する俳優との出会いの場を設けるそうです。詳細は公式サイトでご確認ください。
【iakuが東京でも創作活動するために 俳優と出会うワークショップ開催】
日時 2016年6月25日(土)①10:00~12:00 ②12:45~14:45
〆切は6月15日(水)24時。
ご興味を持たれた方は、まず『エダニク』をご覧になると良いと思います。
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iaku「エダニク」二日目終了。まとめを更新しました。「iaku「エダニク」(2016)感想まとめ」 https://t.co/B8ljheFLKS
— 横山拓也 (@takuyayokoyama) 2016年6月4日
iaku『エダニク』再演を重ねるこの作品は横山拓也脚本の最高傑作。食肉解体工場の一室を舞台に展開する三人の人間のスリリングで緊張感に満ちたやり取りに引き込まれる。「世の中」の関係性の中で振り回される人間のやるせなさをリアルに描き、食肉業界への差別の問題にも向き合う。大傑作。
— 片山 幹生 (@camin) 2016年6月4日
iaku『エダニク』は幅広い観客が楽しむことができる間口の広い作品。緻密に計算された会話のやり取りから、職業差別、社会階層、職場内力関係など様々なヒエラルキーに翻弄される人の姿が、乾いたリアリズムで描き出される。リズミカルで軽妙な会話がもたらす喜劇味、視覚的な美しさも絶品。
— 片山 幹生 (@camin) 2016年6月4日
劇評をはてなブログに投稿しました。iaku『エダニク』@三鷹市芸術文化センター #はてなブログ
iaku『エダニク』 – 閑人手帖https://t.co/bl1I75XI7q— 片山 幹生 (@camin) 2016年6月4日