演劇ジャーナリストの伊達なつめさんがロシアの演出家Timofey Kulyabinさん演出の『三人姉妹』(チェーホフ作)についてツイートされていました。……観たい!どんな作品だったのか覚えておきたいので、勝手ながらツイートを転載しておきます。
ウィーン芸術週間④-1 Timofey Kulyabin演出『三人姉妹』全編手話で、耳が遠いおじいさんフェラポントだけしゃべるという逆転構造。てっきり俳優は聾者と健聴者の混成と思いこんで観ていたけど、そうか全員聴者で手話で聾者を「演じて」いたのかもと、観劇数日後に気付き戦慄。
— 伊達なつめ (@NatsumeDate) 2016年5月30日
Timofey Kulyabin演出『三人姉妹』④ー2だって手話だけでなく、中には聾者の声まで出す人までいるんだもの。なんという確信犯的リアル演出。そういえば邸の天井には人の来訪を点灯で告げる照明もあった。登場人物が聾者であることで外界と異なるコミュニティーであることを表現?
— 伊達なつめ (@NatsumeDate) 2016年5月30日
Timofey Kulyabin演出『三人姉妹』④ー3 アンドレイのヴァイオリン、食器や家具を引きずる音、外の風音など、せりふは無音だけど徹底的に何らかの音を出し続けるし、壁を取っ払って線だけ引いた見取り図みたいな装置によって、つねに全員の表情や行動が目に入って相当な情報量。
— 伊達なつめ (@NatsumeDate) 2016年5月30日
Timofey Kulyabin演出『三人姉妹』④ー4極付きは火事後の場面。停電が続き闇の中スマホのライトを手に当てながら手話を続け、各自の想いが揺れ動き、激情が爆発するさまを見せるという離れ業。真っ暗闇の中の聾者…!圧倒的迫力。畏るべしロシア・ノボシビルスクのKulyabin。
— 伊達なつめ (@NatsumeDate) 2016年5月30日
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