2015年10月2日、東京の芸能花伝舎にて、舞台芸術制作者オープンネットワーク[ON-PAM](オンパム)の第3回目のテーマ委員会「制作者とアーティスト、その関係性の未来」が開催されました。
レポート執筆を担当しましたので、ON-PAMの公式記録より下記に冒頭と所感のみ転載します。あまりに赤裸々な内容です。「コレ一般公開していいの!?」とビビるほどでございます…質、量ともに読みごたえあり!
≪ON-PAMテーマ委員会≫
年間テーマ:「あたらしい制作者」像を考える
第三回:制作者とアーティスト、その関係性の未来
【トーク・セッション登壇者】
加藤弓奈(急な坂スタジオ ディレクター)
中村茜(precog代表取締役)
細川展裕(株式会社ヴィレッヂ会長)
宮永琢生(ままごとプロデューサー)
司会:伊藤達哉(ゴーチ・ブラザーズ代表取締役)
※「荻野達也による演劇制作のスクラップブック fring watch」でこのレポートの紹介があり、執筆者として私の名前とブログを記載してくださいました。
[watch]ON-PAMリポート「制作者とアーティスト、その関係性の未来」は読みどころ満載、知りたかったカンパニーの台所事情も詳細に報告 https://t.co/5g4j9TYZKB
— fringe (@fringejp) 2016, 1月 12
[ON-PAM]の過去レポート⇒1、2、3、4、5、6、7、8
※ON-PAMに入会したい方はこちらから→入会申し込み:http://www.onpam.net/membership.html
・入会の際は、規約(http://www.onpam.net/download/rules.pdf)を必ずお読みください。
・入会には、会員種別に応じてそれぞれ入会金、会費が必要となります。詳細は、入会申し込みのページでご確認下さい。
ON-PAM WEBサイト http://www.onpam.net/
ON-PAMアクテビティWEBサイト http://act.onpam.net/
伊藤:
ON-PAMが年間を通して開催するテーマ委員会の今年の年間テーマは“「あたらしい制作者」像を考える”です。第3回目のタイトルは「制作者とアーティスト、その関係性の未来」としました。計4回のシリーズで12月に第4回が控えています。1回目は4月に東京・亀戸で「制作者とアーティスト、その関係性を問い直す」を開催。2回目は「「公立劇場の制作者」の現在地~行政と表現のはざまにて」を6月の京都で開催しました。3回目となる今回、「民間劇場の制作者」というテーマも考えたんですが、4回目につなげることも踏まえ、今一度、制作者とアーティストとの関係を深く掘り下げてみようと思い、私にとっては恩師に近いかもしれない細川展裕さんと、今現役でご活躍されている3人にお越しいただきました。それではおひとりずつ、アーティストとの関係を中心にお話を伺っていきたいと思います。宮永さんから、よろしくお願いします。
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≪所感≫
30代の制作者3人と50代の細川さんの間を、40代の伊藤さんが橋渡ししてくださり、第1回目のテーマ委員会と同様に(残念ながら私は第2回は不参加)、1980年代から2010年代の首都圏の舞台芸術業界の変遷をおさらいできた気がしました。それぞれの世代が見つめる2020年以降については、視界があまり良いとはいえない中で同じ景色を共有しつつ、それぞれが別の方向性を見出していくのであろう、多様かつ多彩な未来を想像できました。
私は中村茜さんのグループでお話を伺い、東京とその他の地域、日本とアジア、日本と海外という構図から視野を広げることができました。報告でも申しましたが、時代が既にガラリと変化したことを皆さんと共有できたように思います。
「忍法・知らん顔」「2勝1分けの法則」といった細川さんから伺ったキーワードは、目から鱗が落ちる思いがするとともに、今すぐに自分の仕事だけでなく生活にも適用できる重要なアドバイスでした。ありがとうございました。
以上。
文責:高野しのぶ
写真提供:ON-PAM広報室
レポート執筆:高野しのぶ(現代演劇ウォッチャー/「しのぶの演劇レビュー」)
編集補助:川口聡(Next(ネビュラエクストラサポート)/ON-PAM理事・広報室室長)
主催:ON-PAM(舞台芸術制作者オープンネットワーク)
http://act.onpam.net/?p=1456
https://www.facebook.com/PAPNMeeting/posts/660511284086311
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