「CoRich舞台芸術まつり！2016春」で準グランプリを受賞した舞台芸術集団 地下空港の伊藤靖朗さんが脚本・演出を手掛けます。上演時間は約2時間。ご縁があって伺いました。
↓こりっちでカンタン予約！※公演は終了。
≪あらすじ≫ 公式サイトより
飛鳥時代、この国がまだ日本ではなく倭国と呼ばれていた頃。
朝鮮半島での戦争に加担し大敗を期し、国は大きく揺れていた。
中央集権型の国づくりを進める中大兄皇子（なかのおおえのおうじ）と、自分たちの支配力を奪われると抵抗する豪族たち。
日本の政治体制が大きく変わろうとしていたその時に、一人の男が立ち上がる。
その名は大海人皇子（おおあまのおうじ）。
中大兄皇子の弟として献身的に補佐していた彼だが、後に王位をめぐる壬申の乱を引き起こすことに。
一体彼に何があったのか！？日本史上最大のクーデターと言ってもいいこの戦いに秘められた大海人王子の想い、
そしてそこに関わる人たちの熱き物語！
≪ここまで≫
ここからネタバレします。
中大兄皇子（なかのおおえのおうじ）と大海人皇子（おおあまのおうじ）との兄弟対決が主軸の物語で、大海人皇子と額田王（ぬかたのおおきみ）の逢引の歌なども披露され、歴史の授業を懐かしく思い出しつつ、600年代の歌を今も物語の中心にできることの貴重さ、ありがたみを改めて感じました。
壬申の乱が題材ですが国意掲揚芝居にはせず、戦争と宗教の癒着なども描かれていました。額田王が「船をこぎ出そう（戦おう）」と詠むのは、歌という芸術を戦意高揚に使っていますし、大海人皇子が伊勢神宮で天照大神を讃えると決めるのは、戦争の宗教利用なんですよね。
最後の場面では縄で床に輪っかを作り、その中にガウンを置いて、輪っかの内側を埋めていきます。日の丸を模しているのは明らかです。国の戦争で庶民が翻弄され、生活も命も奪われることは、今も昔も変わらないという主張を受け取りました。
シアターグリーン50周年記念公演
出演：小澤雄太、森田桐矢、佐藤美希、青山倫子、八神蓮、伊藤優衣、青谷優衣、田代絵麻、松大航也、野田孝之輔、豊田茂、奥田努、檀上太郎、時任勇気、坂川裕大、真城まゆ、久保田真旺
脚本・演出：伊藤靖朗（舞台芸術集団 地下空港）
音楽：福廣秀一朗
殺陣指導：佐々木恭祐 横瀬雅斗
舞台監督：木村篤
音響：島猛
照明：青木大輔
美術プランナー：YANG仁榮
衣装：Number.3
メイク：ひつじ
小道具：加賀谷 静
美術プランナー助手：荒木涼子 山田彩水
宣伝写真：田中和孝
宣伝デザイン：徳永健
アートディレクション：目黒水海
当日運営：高橋恵梨子
制作：高橋あゆみ
プロデューサー：たちばなやすひと / 藤原マリエ
アソシエイトプロデューサー：仲村和生 / 稲葉俊郎 / 朝比奈文遂 / こまね子
企画：『P』 / Nemeton / マリエ・エンタープライズ
主催：「暁の帝」製作委員会
『P』について：http://produce-party.com/aboutus
企画：たちばな やすひと
事務局長：藤原マリエ
製作：マリエ・エンタープライズ
【発売日】2018/03/19
S席：7000円 舞台中央ブロック（A～E列の5-14）
A席：6000円 その他前方席（A～F列の1～4、15-17 F～G列の5-14）
B席：5500円 後方ブロック（H～L）
＜シアターグリーン BIG TREE THEATER 座席表＞https://goo.gl/JmASqw
未就学児童のご入場はお断りしております。
http://produce-party.com/akatsuki
※クレジットはわかる範囲で載せています（順不同）。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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