劇団俳優座『首のないカマキリ』05/18-06/03劇団俳優座5F稽古場

 横山拓也さんの書き下ろし新作を眞鍋卓嗣さんが演出。初日を拝見しました。上演時間は約1時間50分。

 骨髄移植のドナー登録を重要なテーマとして取り上げる啓蒙的な内容でした。卵子の冷凍保存や体外受精などは現実でよく耳にします。未来の生殖や種の保存について考えられました。三世代で暮らす家が人体、人類を展示する博物館のように見えて、海と森も想像できる美術(杉山至)が良かったです。暗転しない場面転換も好印象でした。

レビューはほぼ記録のみ。

≪あらすじ・作品紹介≫ 公式サイトより
夏休みの宿題。カマキリの観察。交尾の衝撃。月日は流れ、その場に居合わせた幼なじみが天に召される。残った姉妹。姉は結婚、妹は受験を控える。父には海外赴任の辞令が……。そんな日常と隣合わせにいる「命の距離」。
第72回文化庁芸術祭賞新人賞を『ハイツブリが飛ぶのを』で受賞するなど大いに注目の集まるiakuの横山拓也の最新書き下ろしを、眞鍋卓嗣が演出。眞鍋は昨秋の詩森ろば『海の凹凸』に続いて、新進劇作家のホンに挑む。
創立74年目の春、俳優座が届けるのは、アクチュアルな舞台。
≪ここまで≫

第336回公演
【出演】
森坂大介(台湾出張3年間が決まった会社員):塩山誠司
森坂美幸(大介の妻):清水直子
大介の実母:岩崎加根子
大介の長女・理絵(23歳で結婚間近):保亜美
大介の次女・奈緒(高校3年生):後藤佑里奈
理絵の婚約者:小泉将臣
奈緒の担任教師:斎藤隆介
莉絵の幼なじみで白血病で亡くなったミハナの母:安藤みどり
大介の弟(バンドマン、美幸の元カレ):志村史人
美幸の叔父(検体を希望):伊東達広
脚本:横山拓也(iaku) 演出:眞鍋卓嗣
美術/杉山至、照明/桜井真澄、効果/木内拓、衣裳/樋口藍、舞台監督/中野雄斗、津村恵美 演出助手/中村圭吾 宣伝美術/森山智寛、制作/劇団俳優座制作部
【発売日】2018/04/18 一般5400円 学生3780円 【全席指定】
https://www.haiyuza.net/%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%A1%88%E5%86%852018%E5%B9%B4/%E9%A6%96%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%AA/
http://stage.corich.jp/stage/91274

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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