【稽古場レポート】穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『荒れ野』11/15都内某所

 愛知県の穂の国とよはし芸術劇場PLATが開館5年記念事業として、桑原裕子さん作・演出の新作舞台『荒れ野を三都市で上演します。平田満さんと井上加奈子さんが主宰するアル☆カンパニーとの共同企画です。初日まで後2週間という時期の東京の稽古場に伺いました。

●穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『荒れ野』
 出演:平田満、井上加奈子、増子倭文江、中尾諭介、多田香織、小林勝也
 作・演出:桑原裕子
 【豊橋】:11月30日~12月6日(会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT・アートスペース)
 【北九州】:12月9日~10日(会場:北九州芸術劇場・小劇場)
 【東京】:12月14日~22日(会場:SPACE 雑遊)

風琴工房「『ちゅらと修羅』プレイベント「標的の村」上映と取材報告トークライブ」11/21 live space anima

 詩森ろばさんが作・演出される風琴工房が12月公演『ちゅらと修羅』のプレイベントとして、ドキュメンタリー映画「標的の村」の上映会を開催されました。上映時間は約1時間30分。上映後には、詩森さんと『ちゅらと修羅』出演者による沖縄取材報告がありました。

 出演(というか登場)していた三上智恵監督の「戦場ぬ止み(いくさばぬ・とぅどぅみ)」をDVDで拝見していたこともあり、「標的の村」はずっと観たいと思っていた映画です。ようやく叶いました。

戦場ぬ止み (いくさばぬ とぅどぅみ) [DVD]
紀伊國屋書店 (2017-03-25)
売り上げランキング: 19,893

 
 怒りで体がこわばり、どうしても涙が出てしまうのですが、詩森さんがトークでおっしゃったとおり、悲壮感や絶望ばかりじゃないんですね。沖縄のジャーナリズムは信用に足る、尊敬できるものだと思いました。

 12/7開幕の『ちゅらと修羅』は11/30までこりっち↓でチケプレ実施中ですよ~!

劇団 短距離男道ミサイル『走れタカシ~僕が福島まで走った理由(わけ)~』10/06-09せんだい演劇工房10-BOX box-2

 「仙台卸町アートマルシェ2017」(通称:おろシェ)で10/09(月・祝)に拝見した舞台の感想です。
 劇団 短距離男道ミサイルは「CoRich舞台芸術まつり!2017」でグランプリを獲得した、仙台拠点の劇団。今回もすっごく楽しかった~~~♪ 裸で人生を晒して、道化に徹してくれるから、彼らを観たらとにかく元気になれる!

 現在は東北六県+九州二都市を回るツアーの最終段階で、熊本公演を観た観客が約1分の動画↓を作成・公開されています!ぜひご覧ください!投稿者の熱いコメントもお読みください!

 そして、クラウンドファンディング↓も実施中。★2017/11/20(月)23:59まで!

 彼らの決意表明はこちら↓(抜粋)。
 「前回のツアーを通して感じたこと―それは、「東北にはお芝居が必要とされている」ということでした!東北全土を巡って、大切なことがわかりました。それは、人口が少なく、普段お芝居があまり来ない地域ほど、盛り上がる!!―ということです。」
 「劇団でありながら、東北のお祭り男集団として、演劇公演(=非日常)を通して、東北全土を盛り上げていきたい
 「東北の地で演劇活動を続け、よりハイクオリティな作品を創作し続け、東北から始まり全国、全世界へ発信していきたい

 実は私、『走れタカシ~(略)』のチラシに推薦文↓を書かせていただいております…!

 「文字通り裸になって自分をさらけ出し、道化に徹して全身全霊で観客を楽しませてくれる劇団 短距離男道ミサイルは、車一台で各地を巡る勇気と行動力を備えた演劇界の希望です。太宰治作「人間失格」に劇団員の実人生を重ねた前作は、出血大サービス!(笑)の悲喜劇でした。新作『走れタカシ』でも演劇の魅力を全方位にぶっ放して、必ずや観客を笑顔にしてください!
 高野しのぶ(現代演劇ウォッチャー/しのぶの演劇レビュー主宰)」

 かなり煽った気でいたのですが(嘘は書いていません!)、私以外のお2人(太宰治記念館「斜陽館」館長さん、中屋敷法仁さん)の方が強かった…(笑)。

SPAC・静岡県舞台芸術センター『変身(再演)』11/13-12/13(一般公演:11/18-12/10)静岡芸術劇場

 小野寺修二さんがSPAC・静岡県舞台芸術センターにて、フランツ・カフカの小説『変身』を舞台化。2014年の初演から約3年ぶりの再演です。出演者は11人から10人に減り、一部変更もあり。上演時間は1時間15分強だったような…うろ覚えです。

 スタイリッシュかつソリッドで独自の解釈もあり、とても面白かったです。やはりSPAC俳優があってこそだと思いました。誰も皆、静止する瞬間が美しい!!SPACを観るために東京から静岡まで行くのが自分にとって当たり前になってきたのは、クオリティーが約束されているからだと思います。 ⇒『変身』日記(公式ブログ)

 終演後にケラリーノ・サンドロヴィッチさんを迎えたトークがありました。
 

ナイロン100℃『ちょっと、まってください』11/10-12/03本多劇場

 ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが作・演出される劇団ナイロン100℃の三年振りの新作ツアーです。折り込みチラシの中に“別役実戯曲へのオマージュ”の解説文あり。上演時間は約3時間10分(途中休憩15分を含む)。

 めちゃくちゃ面白かった!いっぱい笑ったのにセリフ全然覚えてない!(いつも通り)。1分に1回は笑える要素があった気がします(人それぞれですが)。意外な、というか、有り得ない展開にノリノリで身を任せ、何度も笑ううちに急に恐怖を感じたりもして、舞台上のやりとりが現代の出来事のようにも見えてきました。舞台美術のプロジェクション・マッピングに今回もドキドキしてうっとり~♪