新国立劇場演劇『1984』04/12-05/13新国立劇場小劇場

 ジョージ・オーウェルのSF小説「1984」を2013年に舞台化した米国戯曲の本邦初演です。演出は小川絵梨子さん、主演は井上芳雄さん。メルマガで今月のお薦めベスト3としてご紹介していました。初日の上演時間は約2時間弱。

 安倍政権下での公文書改ざんと破棄、国会での虚偽答弁などの悪事が毎日明らかになっている今、この時にぴったりの作品でした。1948年執筆、1949年発行の原作に忠実でありながら、現前性のある上演になっています。終盤は体験型と言っていいぐらいの臨場感!いや~…ドキドキでヒリヒリでした……。

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悲劇喜劇 2018年 05 月号
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 私には珍しく、原作小説↓を読んでから伺いました。すごく面白いですよ!

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ナイロン100℃『百年の秘密(再演)』04/07-30本多劇場

 ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが作・演出される劇団ナイロン100℃(ヒャクドシー)の25周年記念公演第1弾は、6年振りの再演です。上演時間は約3時間25分(途中休憩15分を含む)。
 今月のメルマガでもご紹介しましたとおり、2012年の初演は勝手ながらその年の「心に残る作品」に選ばせていただきました。

 3時間半を全く長く感じさせない大河ドラマであり、絵本のようなおとぎ話であり…♪ パンフレットの水谷八也さんの寄稿冒頭の「これ、ブロードウェイでやったら、絶対面白いのに!」という一文に共感しました。ご家族、友人、恋人を誘ってご覧いただきたい娯楽作です。

フォトグラフ51制作実行委員会『フォトグラフ51』04/06-22東京芸術劇場シアターウエスト

 2015年9月に英国でニコール・キッドマン主演で初演されたと知り、戯曲に興味があって拝見しました。上演時間は約1時間45分。休憩時間はありません。

 “「DNAの二重らせん構造」を発見したユダヤ人の女性科学者ロザリンド・フランクリン”のお話です。ロザリンドを演じる板谷由夏さんは初舞台。演出はサラナ・ラパインさんというアメリカ人女性なんですね(⇒SPICEの記事)。

シーエイティプロデュース『Take me out 2018』03/30-05/01 DDD青山クロスシアター

 2016年の日本初演がとっても面白かった、2003年度トニー賞受賞作の再演です。メルマガ2018年3月号のお薦めベスト3としてご紹介していました。上演時間はカーテンコール込みで約2時間5分。

ワタナベエンターテインメント『Rock Musical 5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』04/03-23神奈川芸術劇場・中スタジオ

 石丸さち子さんが脚本・作詞・演出を手掛け、和田俊輔さんが音楽を担当する新作ミュージカルを拝見。シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』を下地にしていますが、創作部分がとても多く、結末にも驚かされました。上演時間は約2時間、休憩なし。

 小劇場のミュージカルは贅沢ですね~。通路も演技スペースとしてよく使われます。手が届く距離で俳優の演技が観られますし、走り抜ける風も届きました♪