シアター風姿花伝プロデュース『女中たち』12/09-26シアター風姿花伝

 原作に忠実な『女中たち』を堪能。那須佐代子さんの最後の長台詞が素晴らしかった…!今年も私の年間No.1女優は那須さんになりそうな気配。

 大きな楕円形の金縁の鏡が、舞台中央に斜めに傾いた様子で鎮座し、くるくると回転させられる。額だけで鏡はなく、上部だけマジックミラーになっている。

 ドレスがすごくきれい!花の形状も、ドレープの立体が、床に延びるすそが、美しい!奥様の花柄のプリントドレスも柄の配置がかっこいい!眼福すぎた~♪

 ここからネタバレします。役名と俳優名が混在。すみません。

 妹クレール(中嶋朋子)と姉ソランジュ(那須佐代子)はメイドの姉妹。奥様(コトウロレナ)が不在の間、中嶋が奥様役、那須がメイド役を演じるごっこ遊びに興じている。

 中嶋が筆跡を変えた告発状で密告したために旦那様は投獄された。しかし保釈されたとの電話があり、慌てふためく。
 那須と中嶋は奥様が常飲しているせんじ薬に睡眠薬(毒?)を入れて、暗殺を謀るが、奥様はせんじ薬を入れたカップに口を付けなかった。暗殺失敗。しかも密告の手紙の筆跡鑑定をして、犯人を突き止めるという。

 那須と中嶋は奥様とメイドごっこを再開し、メイドが奥様を殺害する場面以降を演じる。那須は捕まって死刑に。刑罰を受けることや死刑に処させることに、身分は関係ない。那須はとうとう自由で自立した個人になったことを謳歌する。

 中嶋が那須に「最後まで演じよう」と提案し、自ら毒入りせんじ薬を飲んで、暗転。終幕。

風姿花伝プロデュースvol.5
出演:中嶋朋子、コトウロレナ、那須佐代子
脚本:ジャン・ジュネ 翻訳:篠沢秀夫(白水社) 演出:鵜山仁
美術:島次郎
照明:松本大介
音響:秦大介
衣裳:原まさみ
ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:上村聡史
演出部:酒井詠理佳
舞台監督:有馬則純
フライヤー・ポスターデザイン:チャーハン・ラモーン
絵画提供:佐和子
WEB:小林タクシー
上演ライセンス:株式会社フランス著作権事務所
票券:水流あかね
制作助手:石橋穂乃香
制作:斎藤努・加藤恵梨花
風姿花伝スタッフ:中山大豪
プロデューサー:那須佐代子
企画・製作:シアター風姿花伝
序:5,000円(12/9(日)~12/12(水))
破:5,500円(12/14(金)~12/20(木))
急:5,900円(12/21(金)~12/26(水))
※公演内容は全て同じ。早めに観劇するほど安いチケット設定です。
シニア(65歳以上):4,900円 学生:2,000円 高校生以下:1,000円
当日料金は各500円UP
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https://ticket.corich.jp/apply/95107/
12/09までチケットプレゼント↓実施中!
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※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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