NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』09/01-12東京芸術劇場プレイハウス

 野田秀樹さんが作・演出・出演されるNODA・MAPの第22回公演は、1989年(平成元年)の初演からキャスト、演出を変えて上演され続けている『贋作 桜の森の満開の下(にせさく・さくらのもりのまんかいのした)』。妻夫木聡さん、深津絵里さん、天海祐希さんら豪華キャスト公演です。

 上演時間は約2時間20分、途中休憩15分を含む。東京公演は11月に凱旋公演あり。大阪、福岡公演の後にはパリ公演もあります。日本の公演は全席完売ですが、当日券は販売されます。入手方法はこちらでご確認ください。

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 ※レビューは2018/09/04に公開しました。

シス・カンパニー『出口なし』08/25-09/24新国立劇場小劇場

 小川絵梨子さんがサルトル作『出口なし』の上演台本・演出を手掛けます。シス・カンパニーの公演らしく、大竹しのぶさん、多部未華子さん、段田安則さんという豪華キャスト。上演時間は約1時間20分。

 『出口なし』は以前に一度拝見しましたが、今回の方が方向性がはっきりしていてわかりやすかったですね。小川さんの人間に対する愛情は、まっすぐで、優しくて、揺るがないものだなぁ~と思いました。

新国立劇場演劇部門マンスリー・プロジェクト「トークセッション「マンスリー・プロジェクト8年間の足跡」」08/25新国立劇場B2階オーケストラリハーサル室

 宮田慶子さんは今年8月末で新国立劇場演劇芸術監督の任期を終えられます。宮田さんが同芸術監督就任以来、毎月欠かさず開催してこられた「マンスリー・プロジェクト」の最終回は、この企画自体を振り返る内容でした。

 貴重な講演、贅沢なリーディング公演、刺激的な対談が、無料で披露されてきました。楽しみながら学んで、新国立劇場を身近に感じ、「ここは私の劇場だ」という意識を持つこともできました。演劇を愛する観客が集まる場として、広く開いてきてくださって、本当にありがとうございました。最終回までで、のべ2万人が来場したそうです! 

 以下、私が参加した「マンスリー・プロジェクト」の記録(一部、抜けあり)です。時をさかのぼる順番で、リンクなどを羅列しています。

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院「声に出してシェイクスピアvol.3-喜劇編その1『ヴェニスの商人』-発表会」08/23東京工業大学大岡山キャンパス大岡山西9号館7階714教室

 5月に新国立劇場『ヘンリー五世』にまつわるシンポジウムを開催された、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の一般向け演劇ワークショップの発表会を見学させていただきました(告知エントリー⇒)。

 「声に出してシェイクスピアvol.3」ということで、『マクベス』『ヘンリー五世』に続き3度目となる今回の題材は『ヴェニスの商人』。毎度、募集開始初日に定員(30名)に達する人気企画だそうです。

 僭越ながら、これまでの3回の発表をご覧になっている翻訳家の小田島創志さんと、最後に講評をさせていただきました。創志さんは今回の戯曲の翻訳者である小田島雄志さんのお孫さんです。

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