CHAiroiPLIN+三鷹市芸術文化センターpresents『踊る小説4「ERROR」』04/21-30三鷹市芸術文化センター星のホール

 スズキ拓朗さん率いるCHAiroiPLIN(チャイロイプリン)が太宰治の小説「人間失格」と「失敗園」を舞台化。上演時間は約1時間40分。

 CHAiroiPLINが三鷹市芸術文化センター星のホールで新作を上演するのは、2015年11月の『踊る戯曲3「三文オペラ」』以来です。今回も視覚化のアイデアや演劇的見立て、身体表現とダジャレ、そして尖がった批評性とエンターティナー精神に感服しました。オリジナル楽曲と歌、ダンスで綴るオリジナルの太宰ワールドは、コミカルで牧歌的でありながら、淫靡で狂騒的な空気もあって濃密!素晴らしかった~♪

 原作は青空文庫で読めます(⇒「人間失格」⇒「失敗園」)。

劇団 短距離男道ミサイル『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ(再演)』04/19-22北千住BUoY

 「CoRich舞台芸術まつり!2017春」でグランプリを獲得した劇団 短距離男道ミサイル『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ』が、こりっち(株)から100万円の支援を受けて再演されます。副題は「~祝「CoRich舞台芸術まつり!2017春」グランプリ獲得☆汗と涙と感謝の東京公演♨ (首都高怖いゼ・・・)いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」です。

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 再演で濃度も精度もアップ!劇団員自虐ネタと太宰治「人間失格」のコンボに吹き出し笑いの連続。劇場設備の借景もGOOD!「人間失格」に忠実で、劇団員の半生もさらけだす娯楽作です。嘘をつけない肉体と生々しい虚構をご堪能ください♪ 4/22(日)までです。お見逃しなく!初日の上演時間は約1時間30分でした。

 ただいま「CoRich舞台芸術まつり!2018春」が開催中で、最終審査対象の10団体のうち、2団体の会場が北千住BUoYでした。私が北千住BUoYに伺うのはこれで3度目。3度とも全く違う空間になっていました。北千住BUoYをご存じの方が今回の公演をご覧になったら、「え?(敢えて)そこ(だけ)使う?!」と思われるのではないでしょうか(笑)。借景もイケてるので、ぜひチェックしてください!

 「都外割」利用者が思いのほか多く、チケット収入が想定より少なくなるとのこと。物販で公演記念てぬぐい(800円)を購入しました。

 以下は初日前後の情報のまとめと、会場の写真です。