文学座4月アトリエの会『最後の炎』04/14-28文学座アトリエ

 生田みゆきさんがドイツの女性劇作家デーア・ローアーさんの2008年ミュールハイム戯曲賞受賞作を演出されます。翻訳は新野守広さんです。上演時間はカーテンコール込みで約2時間10分。

 『最後の炎』は2009年にリーディング上演で初めて拝見し、2011年に戯曲を読みました(⇒戯曲概要)。初めて本格上演を拝見し、やはり素晴らしい戯曲だと思いました。設定も展開も刺激的で面白いし、言葉も鮮烈です。残酷で冷徹な視点があるからこそ、愚かな人間の本質を暴きつつ、不可思議でつかみどころがない人間の豊かさ、愛らしさも浮かび上がらせられるのだと思います。