【メルマガ 2017年09月のお薦め舞台】

2014年度の4位入賞!
2014年度の4位入賞!

 2017年9月のお薦め舞台11本+αをご紹介します。
 まぐまぐ大賞2014・無料部門・エンターテイメント・ジャンルで4位入賞したメルマガです♪

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 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 155    2017.09.01  2,442部 発行

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   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
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 ◎舞台のハイ・シーズン、芸術の秋が今年もめぐってまいりました…!
  9月から11月にかけて、広くて豊かな演劇の海に飛び込んでください♪

    舞台には、あなたの心を揺さぶり、
      人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください!

 ◎facebookページ↓でブログ更新を報告しています。
   http://www.facebook.com/shinobureview
   よかったら「いいね!」をクリックしてくださいね♪


○○ 今回のもくじ
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 ◆1【今月のお薦め11本+α】
   
   ◎No.1→さいたまゴールド・シアター『薄い桃色のかたまり』
       09/21-10/01彩の国さいたま芸術劇場インサイド・シアター
       http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/4011

 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→世田谷パブリックシアター『チック』
       08/13-27シアタートラム
       ≪東京、兵庫≫ ※9/5-6に兵庫公演あり!
       https://shinobutakano.com/2017/08/14/6366/

 ◆3【おすすめ前売り情報~小劇場、歌舞伎、ミュージカル等の5本~】

   ◎バラエティーに富んだ(ぶっ飛んだ)5作品。制覇してみてください!

 ◆4【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映~】

   ◎今月はNTLive「誰もいない国」(作:H・ピンター)が新上映!

 ◆5【編集後記】

   ◎雑誌「悲劇喜劇」にて、1月から半年間、隔月で計3回の
   「演劇時評」の連載が終了しました。まとめエントリー↓
    https://shinobutakano.com/2017/08/08/6275/

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 ◆1 【今月のお薦め11本+α】
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 ▽★印がいちおし公演です。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/企画製作・『題名』・日程・会場・税込価格・URL
 ▽氏名は敬称略で並びは順不同。座種の記述がない公演は全席指定。
 ※間違いがあるかもしれません。最新情報や詳細は公式サイトでご確認を。
 ※高額のお薦め公演が多かったので10本から11本に増やしました。

 ◎8月末に開幕したばかりの公演は、メルマガ前月号↓でチェック推奨♪
  https://shinobutakano.com/2017/08/01/6201/

0.TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場/WOWOW
  『ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」』
  07/19-10/01赤坂ACTシアター
  ≪東京、大阪≫
  主な出演者(メインキャストは複数人で演じられます):
  ビリー(5名):加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城力
  お父さん(2名):吉田鋼太郎 益岡徹
  ウィルキンソン先生(2名):希礼音 島田歌穂
  おばあちゃん(2名):久野綾希子 根岸季衣
  トニー(兄)(2名):藤岡正明 中河内雅貴
  ジョージ:小林正寛
  オールダー・ビリー(2名):栗山廉 大貫勇輔
  脚本・歌詞:リー・ホール 演出:スティーヴン・ダルドリー
  音楽:エルトン・ジョン
  プレビュー公演(7/19~23):S席12,500円、A席8,500円
  S席13,500円、A席9,500円 ※4歳以上観劇可
   http://www.billyjapan.com/
  ※メルマガ7月号↓でお薦めNo.1として掲載。10/1まで上演中なので
   https://shinobutakano.com/2017/07/01/5953/
  再々掲します。プレビュー初日の感想ツイート↓
   https://twitter.com/shinorev/status/887683604859334656
  物語は無論、演出が見事。ビリー、マイケル役等の少年たちも必見!

★1.シーエイティプロデュース『CRIMES OF THE HEART ―心の罪―』
  09/02-19シアタートラム
  ≪東京、神奈川≫
  出演:安田成美、那須佐代子、伊勢佳世、渚あき、斎藤直樹、岡本健一
  脚本:べス・ヘンリー 翻訳:浦辺千鶴
  演出:小川絵梨子 企画:中嶋しゅう
  8,500円 U25チケット(25歳以下対象・枚数限定)5,000円
  ※未就学児入場不可
   https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2017/lonely_hearts/
  『CRIMES~』は米国の女性劇作家べス・ヘンリーさんの戯曲で、
  1981年にピューリッツァー賞とニューヨーク劇評家サークル賞を授賞。
  1986年には映画化↓されました(邦題は「ロンリー・ハート」)。
   http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25890
  私は2005年と2013年に↓舞台を拝見。刺激的で切ない、三姉妹のお話です。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0513121921.html
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0902234900.html
  7月に亡くなった中嶋しゅうさん↓の企画で、演出は小川絵梨子さん。
   https://shinobutakano.com/2017/08/07/6243/
  俳優は小川作品に出演経験のある方ばかり。浦辺千鶴さんの翻訳にも注目。
  「安田成美、那須佐代子、伊勢佳世が三姉妹に!稽古レポ」↓
   http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201708250005

★2.文学座9月アトリエの会『冒した者』
  09/06-22文学座アトリエ
  出演:大滝寛、中村彰男、若松泰弘、大場泰正、佐川和正、奥田一平、
   金沢映子、栗田桃子、吉野実紗、金松彩夏
  脚本:三好十郎 演出:上村聡史
  一般前売り:4,300円 一般当日:4,600円
  ユースチケット(25歳以下):2,500円※ 要年齢証明
   http://www.bungakuza.com/okashita/index.html
  上村聡史さんが三好十郎作『冒した者』を演出。
  私は長塚圭史さん演出版を2013年に拝見↓しました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/0909231903.html
  1952年に発表された戯曲で、青空文庫↓で全文読めます。
   http://www.aozora.gr.jp/cards/001311/files/49763_34950.html
  三好十郎作品らしい私戯曲で、戦争、犯罪について深く問われます。
  サスペンスやホラーの要素もあり、エロティックなムードも濃厚。
  残席状況は公式ブログ↓でご確認を。完売の回が多いです。
   https://ameblo.jp/bungakuza-okashita/

3.演劇集団円『DOUBLE TOMORROW』
  09/08-17吉祥寺シアター
  出演:石住昭彦、伊田臣弥、岩崎正寛、牛尾茉由、大窪晶、鈴木佳由、
   谷川清美、玉置祐也、手塚祐介、原田大輔、原田翔平、瑞木健太郎、
   薬丸夏子、吉田久美、渡辺穣
  構成・演出:ファビアン・プリオヴィル、演出補:瀬山亜津咲、
  ドラマトゥルク:長島確
  5,500円 *未就学のお子様のご入場はご遠慮ください。
   https://en3987.wixsite.com/doubletomorrow
  ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団出身のF・プリオヴィルさんが
  演劇集団円の劇団員と新作を創造。ドラマトゥルクに長島確さん、
  演出補にはプリオヴィルさんのパートナーで、同じくピナと創作をして
  きた瀬山亜津咲さんのお名前も。過去レビュー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2015/0826201656.html
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/0828235839.html

4.こまつ座『円生と志ん生』
  09/08-24紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
  出演:大森博史、ラサール石井、大空ゆうひ、前田亜季、
   太田緑ロランス、池谷のぶえ 演奏:朴勝哲
  脚本:井上ひさし 演出:鵜山仁
  一般 9,000円 学生 5,000円
   http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#280
  井上ひさし戯曲を上演するこまつ座の2005年初演↓、2007年再演作。 
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0227173531.html
  初演は前売り完売で追加公演も↓ありました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0208100653.html
  1945年に、旧満州から帰国できなくなった噺家の円生と志ん生が、
  日本人の女性4人に助けられます。こまつ座初出演の俳優さんたちが、
  笑いと歌がいっぱいの井上作品を明るく元気に届けてくれそう。

5.ホリプロ『百鬼オペラ「羅生門」』
  09/08-25 Bunkamuraシアターコクーン
  ≪東京、兵庫、静岡、愛知≫
  出演:柄本佑 満島ひかり 吉沢亮 田口浩正 小松和重 銀粉蝶 江戸川萬時
   川合ロン 木原浩太 大宮大奨 皆川まゆむ 鈴木美奈子 西山友貴 引間文佳
  Musician:青葉市子、中村大史、権頭真由、木村仁哉、BUN Imai、角銅真実
  原作:芥川龍之介 脚本:長田育恵
  作曲・音楽監督:阿部海太郎 作曲・編曲:青葉市子、中村大史
  演出・振付・美術・衣裳:インバル・ピント&アブシャロム・ポラック
  S席=¥10,800 A席=¥8,500 コクーンシート=¥6,500
   http://operashomon.com/
  2013年、2015年に『ミュージカル「100万回生きたねこ」』↓を手掛けた
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2015/0819225816.html
  インバル・ピントさんとアブシャロム・ポラックさんが、芥川龍之介作品を
  舞台化。満島ひかりさんは『100万回~』初演でもヒロインでした。
  脚本は長田育恵さん。音楽の阿部海太郎さんは『舞台「夜想曲集」』↓で
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2015/0520183612.html
  長田さんとも創作されていますね。作り手のつながりが公演ごとに
  深まって、厚みのある舞台が増えていくのではないかという気がします。

6.テレビ朝日『謎の変奏曲』
  09/14-24世田谷パブリックシアター
  ≪東京、大阪、新潟、福岡≫
  出演:橋爪功、井上芳雄
  脚本:エリック=エマニュエル・シュミット
  翻訳:岩切正一郎 演出:森新太郎
  8,800円
   http://www.nazono.jp/
  E-E・シュミットさんは現代フランスを代表する劇作家で、
  『謎の変奏曲』は1997年初演。日本では2004年に宮田慶子さんの演出、
  杉浦直樹さんと沢田研二さんの共演で上演↓されました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/0621131316.html
  私はその年の非常に面白かった戯曲↓に選んでます。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0111000919.html
  橋爪功さんと井上芳雄さんの二人芝居というだけでそそられますが、
  実は戯曲もすごく面白いんです。しかも演出は森新太郎さん!

7.TBS/ヴィレッヂ/劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season風』
  09/15-11/03 IHIステージアラウンド東京
  出演:松山ケンイチ、向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、
   岸井ゆきの、生瀬勝久、他
  脚本:中島かずき 演出:いのうえひでのり
  S席 13,000円 サイド席 12,500円
  ※未就学児のご入場はお断りいたします。
   http://www.tbs.co.jp/stagearound/kazedokuro/
  客席が360度動くという新劇場で、劇団☆新感線の大人気名作である
  『髑髏城の七人』を上演。テレビ、映画のスターなど豪華キャストです。
  7年ごとに上演を重ねている『髑髏城の七人』はすごく面白いです。
  未見の方はぜひ。世界で2つ目という“回る円形劇場”も体験したい。
  私は6月に『Season花』↓を拝見。『Season鳥』の次が『Season風』です。
   https://twitter.com/shinorev/status/872478151720394752
  ※ライブビューイング↓があります。10月5日12:30開演と18:00開演。
   http://www.vi-shinkansen.co.jp/kazedokuro-lv/
  ※『Season月』《上弦の月》《下弦の月》のキャスト↓も発表!
   http://www.tbs.co.jp/stagearound/tsukidokuro/cast/

8.劇団俳優座『海の凹凸』
  09/20-10/01俳優座劇場
  出演:岩崎加根子 荘司肇 遠藤剛 天野眞由美 塩山誠司 瑞木和加子
   田野聖子 志村史人 齋藤隆介 保亜美 宮川崇 矢幡晃一 八頭司悠友
  脚本:詩森ろば 演出:眞鍋卓嗣
  一般:5400円 学生:3780円 
  学生は3人割(1人3,500円)、10人以上割(1人3,000円)あり。
   https://goo.gl/z6oZuD
  詩森ろばさんが俳優座に新作を提供されました。演出は眞鍋卓嗣さん。
  題材は公害。詩森さんは2008年↓に水俣について描かれていました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0513114345.html
  眞鍋さんはここ数年の、別役実戯曲の演出↓が素晴らしかったんです。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2015/0802234024.html
   https://shinobutakano.com/2016/09/29/3278/
  いつか別役さんの新作を演出予定と発表されています(名取事務所)。
  ※今月は詩森さんのもう1つの新作『アンネの日』も上演されます。
   「3000円台の公演」でご紹介します。

★9.さいたまゴールド・シアター『薄い桃色のかたまり』
  09/21-10/01彩の国さいたま芸術劇場インサイド・シアター(大ホール内)
  フェスティバル/トーキョー17 連携プログラム
  出演:さいたまゴールド・シアター、さいたまネクスト・シアター
  脚本・演出:岩松了
  一般 4,000円 メンバーズ(劇場会員)3,600円
  *全席自由席(整理番号付)
   http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/4011

 ●お薦めポイント●

  さいたまゴールド・シアターは蜷川幸雄さんのもとで活動してきた、
  彩の国さいたま芸術劇場の高齢者演劇集団↓です。創設は2006年。
   https://www.saf.or.jp/gold_theater/
  海外公演も行っている人気劇団でもあり、団員の平均年齢は78歳。

  同劇場の若い俳優集団さいたまネクスト・シアターと、
  ゴールド・シアターとの共演も、私はすごく好きです。
  彼らがともに舞台に居る様子が世界そのものに見えるんですよね。

  2007年の第1回、2011年の第5回に続き、今回の第7回公演でも
  岩松了さんが新作を提供。岩松さんは初めて演出も担当されます。
  第5回公演『ルート99』↓は私のその年のNo.1戯曲でした。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/1211144859.html
  『ルート99』では沖縄が描かれ、今回のテーマは福島とのこと。

  岩松さんは今年5月の『少女ミウ』↓でも原発事故を描かれました。
   http://enterstage.jp/news/2017/05/007194.html
  まさに今、観るべき、新作舞台だと思います。

10.KAAT×PARCOプロデュース『オーランドー』
  09/23-10/09神奈川芸術劇場・ホール
  10/26-29新国立劇場・中劇場
  ≪神奈川、長野、兵庫、東京≫
  出演:多部未華子 小芝風花 戸次重幸 池田鉄洋 野間口徹 小日向文世
  演奏:林正樹 相川瞳 鈴木広志
  原作:ヴァージニア・ウルフ 翻案・脚本:サラ・ルール
  翻訳:小田島恒志 小田島則子 演出:白井晃
  S席:8,500円 A席:6,500円(全席指定・税込)
  U24チケット:4,250円(観劇時24歳以下対象)
  高校生以下チケット:1,000円 シルバー割引:8,000円(観劇時65歳以上)
   http://www.parco-play.com/web/play/orlando/
  白井晃さんが演出される新作舞台に、多部未華子さんが主演されます。
  今回が日本初演となる『オーランドー』は、1928年に出版された
  ヴァージニア・ウルフの小説を、米国の女性劇作家である
  サラ・ルールさんが翻案したもので、1998年初演(Wikipedia↓より)。
   https://goo.gl/4rCkaT
  多部さんは美貌の青年貴族役ですが、性も時も超えるとのこと!

11.PARCO & CUBE 20th. present『人間風車』
  09/28-10/09東京芸術劇場プレイハウス
  ≪東京、高知、福岡、大阪、新潟、長野、宮城≫
  出演:成河、ミムラ、加藤諒、矢崎広、松田凌、今野浩喜、菊池明明、
   川村紗也、山本圭祐、小松利昌、佐藤真弓、堀部圭亮、良知真次
  脚本:後藤ひろひと 演出:河原雅彦
  S席8,900円 A席7,800円 U-25チケット5,000円(観劇時25歳以下対象)
   http://www.parco-play.com/web/play/ningenfusha/
  後藤ひろひとさんのホラー・ファンタジー『人間風車』を河原雅彦さんが
  演出。私はパルコ劇場での2000年版、2003年版を拝見してます。
  加藤諒さんが演じるサム役は、阿部サダヲさん(2000年)、
  河原雅彦さん(2003年)でした。14年振りの上演でキャストは一新、
  脚本にも変更が加えられるようです。新作を観る気持ちで行けそうですね。
  大人気の成河さんがどんな存在の仕方をされるのかも楽しみ。

 ★★★────────────────────────────── 
  前売3000円台の気になる作品を7本ご紹介します。
 ──────────────────────────────★★★

《1》座・高円寺/劇場へいこう!2017『ピノッキオ』
  09/01-27座・高円寺1
  一般公演は7ステージ:9/2(土)14時、9/9(土)14時、9/16(土)14時、
   9/20(水)19時、9/22(金)19時、9/23(土)14時、9/24(日)14時
  出演:高田恵篤(高ははしご高) KONTA 辻田暁 森ようこ
   高橋優太(高ははしご高) 田中真之 黒須育海
  原作:カルロ・コッローディ「ピノッキオの冒険」
  脚本・演出:テレーサ・ルドヴィコ 台本監修:佐藤信
  <全席自由> 大人(18歳以上):3,000円 ユース(16歳以上):2,000円
  「なみちけ」ご使用になれます
  中学生以下は無料。障害者割引などあり。
   http://za-koenji.jp/detail/index.php?id=1737
  昨年初演↓された座・高円寺の親子向け演劇のレパートリーです。
   https://shinobutakano.com/2016/09/18/3148/
  テレーサ・ルドヴィコさんの作品はハズレなし!一般公演の日程は
  少ないので、ご予約はお早目に。

《2》風琴工房・MITAKA “Next” Selection 18th『アンネの日』
  09/08-18三鷹市芸術文化センター 星のホール
  出演:林田麻里、伊藤弘子、石村みか、ザンヨウコ、葛木英、
   笹野鈴々音、熊坂理恵子、ししどともこ
  脚本・演出:詩森ろば
  <整理番号付自由席> 劇場会員割引などあり
  【一般】前売3,800円・当日4,000円
  【学生】2,000円(前売・当日とも)
  【高校生以下】1,000円(前売・当日とも)
  【障がい者】1,000円(前売・当日とも)
   http://mitaka-sportsandculture.or.jp/geibun/star/event/20170908/
   ↓こりっちでカンタン予約!
   https://stage.corich.jp/stage/85032
  詩森ろばさんが作・演出される風琴工房の新作は、生理用ナプキンを
  開発する女性開発者たちのお話。そういえば、風琴工房が
  「CoRich舞台芸術まつり!2007春」でグランプリを受賞した
  『紅の舞う丘』↓は化粧品を開発する女性のお話でしたね。
   http://stage.corich.jp/festival2007/grand_prix05
  詩森作品への出演経験がある女優さんが勢ぞろい。
  ※先にご紹介した劇団俳優座『海の凹凸』も詩森さんの新作戯曲です。

《3》劇団昴ザ・サード・ステージ『幻の国』
  09/12-24Pit昴(サイスタジオ大山第1)
  出演:石田博英、永井誠、渡辺慎平、田中久也、永井将貴、町屋圭祐、
   福永光生、加藤和将、寺内よりえ、石井ゆき、林佳代子、高山佳音里、
   落合るみ、関泰子、舘田悠々
  脚本:古川健(劇団チョコレートケーキ)
  演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
  一般:4,000円 夜割3,500円(9/12、9/14) U24:2,800円
   http://www.theatercompany-subaru.com/public.html#a9
  東西冷戦下の東ドイツを舞台にした新作です。作・演出は人気の
  劇団チョコレートケーキの座付作家と演出家。劇団昴の
  “ザ・サード・ステージ”シリーズだと昨年は『GREEKS』↓を拝見。
   https://shinobutakano.com/2016/07/24/2559/
  畑澤聖悟戯曲↓もよく上演してくださっていますね。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2010/0901110706.html
  寺十吾さん演出の『暗いところで待ち合わせ』↓も良かったです。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0111235522.html
  劇作の古川健さんが青年座に書き下ろされた『旗を高く掲げよ』↓は
   http://seinenza.com/performance/public/227.html
  ナチス政権下のベルリンが舞台でした。続編的な位置づけかしら。

《4》公益社団法人日本劇団協議会『同郷同年』
  09/13-18恵比寿・エコー劇場
  出演:吉見一豊、中野英樹、松田洋治
  脚本:くるみざわしん 演出:宮田慶子
  一般/前売 3,000円 当日 3,500円
  学生/前売・当日とも 2,500円
   http://www.gekidankyo.or.jp/performance/2017/2017_02.html
  「日本の劇」戯曲賞2016で最優秀賞を受賞した戯曲の上演です。
  演出は宮田慶子さん。題材は「核廃棄物の最終処分場」のようです。
  キャリアも実力も確かな男優三人が出演。高密度の会話劇に期待。

《5》富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ『僕の東京日記』
  09/15-19富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
  キラリふじみ2017.4→2018.3シーズン・レパートリー新作
  出演:高橋義和、能島瑞穂、羽場睦子、用松亮、内田淳子、静恵一、
   平嶋恵璃香、尾崎桃子、伊藤昌子、大竹直、長尾純子、寺田剛史、
   木引優子、中林舞、三村聡、野坂弘、梅村綾子
  脚本:永井愛 演出:田上豊
  日時指定・全席自由・整理番号付
  一般3,000円 高校生以下1,000円
  ※団体割引あり※未就学児童の入場はご遠慮ください。
   http://www.kirari-fujimi.com/program/view/517
  永井愛さんの戯曲を田上豊さんが演出される、キラリ☆ふじみの
  レパートリー新作です。オーディションで選抜された俳優も出演。
  『僕の東京日記』は俳優養成所などでもよく上演されますよね。
  ※演劇集団アクト青山・テアスタ(秋)『僕の東京日記』
   09/20-24演劇集団アクト青山・烏山スタジオ
   http://stage.corich.jp/stage/85629

《6》タカハ劇団『瘡蓋の底(かさぶたのそこ)』
  09/27-10/01小劇場B1
  出演:佐藤誓、有馬自由、辻修、恩田隆一 斉藤悠、藍原直樹、
   九里みほ、もたい陽子、小野寺ずる、小日向雪
  脚本・演出:高羽彩
  前売り・当日:4,000円
  早割:3800円(チケットレス 9月1日~9月23日)
  学割:3500円(チケットレス)
   http://takaha-gekidan.net/
  放送作家としてもご活躍の高羽彩さんの新作。
  今回も出演されている佐藤誓さんは、タカハ劇団『嘘より、甘い』↓で
   https://stage.corich.jp/stage/77165
  2016年に紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞されました。

《7》劇団青年座『真っ赤なUFO』
  09/29-10/08青年座劇場
  出演:山崎秀樹(崎は立つ崎)、小林さやか、當銀祥恵、松田周、
   山本与志恵、高松潤、井上夏葉、矢崎文也、平尾仁、山賀教弘、伊東潤
  脚本:太田善也 演出:黒岩亮
  一般:4,200円 ◎初日割り:3,000円
  U-25割引(25歳以下):3,000円 
   http://seinenza.com/performance/public/228.html
  太田善也さんの戯曲を黒岩亮さんが演出されます。青年座で太田さんの
  戯曲が上演されるのは『つちのこ』再演↓以来です。野木萌葱さん、
   http://seinenza.com/performance/public/206.html
  古川健さんなど、青年座は小劇場出身の劇作家をよく起用されています。

 ☆☆☆────────────────────────────── 
  前売2000円台以下の気になる作品を5本ご紹介します。
 ──────────────────────────────☆☆☆

[1]シアターX『演劇集団マウス・オン・ファイア「ゴドーを待ちながら」』
  09/01-05シアターX(カイ)
  ≪東京、京都≫
  2017年日本・アイルランド外交関係樹立60周年/シアターX創立25周年記記念
  出演:ドンチャ・クロウリー、デイビッド・オマーラ、
   マイケル・ジャッド、シャダーン・フェルフェリ、下宮真周
  脚本:サミュエル・ベケット 演出:カハル・クイン
  制作:メリッサ・ノラン 翻訳:堀真理子
  1,000円(整理番号付自由席)
  ※英語上演・日本語字幕。※ロビー開場は開演の30分前。入場は10分前。
   http://www.theaterx.jp/17/170901-170905p.php
  アイルランドの演劇集団との共同創造で『ゴドーを待ちながら』を上演。
  ベケットが残した演出ノートを基に創作するそうです。

[2]東京芸術祭「東京芸術祭2017プレイベント」
  09/16(土)16:00~21:00南池袋公園
  ・スイッチ総研「東京芸術祭スイッチ2017」
  ・快快「GORILLA’s Speech」
  ・トークイベント
  雨天決行、荒天中止、荒天の場合は17日(日)に実施。
  入場無料、予約不要。
   http://tokyo-festival.jp/program/932/
  スイッチ総研の「スイッチを押すと始まる観客参加型の30秒ほどの
  小さな演劇」はクセになるかも(笑)。親子、恋人、お友達とぜひ!

[3]ラビット番長『無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!』
  09/29-10/01あうるすぽっと
  第28回池袋演劇祭優秀賞受賞記念公演
  出演:井保三兎 西川智宏 大川内延公 野崎保 雪島さら紗 江崎香澄 他
  脚本・演出:井保三兎
  入場無料 未就学児童入場不可
   http://www.rabbitbancho.com/gin2017.html
   ↓こりっちでカンタン予約!
   http://stage.corich.jp/stage/79558
  介護の現場での実体験を基にしたお芝居。クラウドファンディング↓で
   https://readyfor.jp/projects/ginnokiwoku
  資金を得て無料公演を実現したそうです。

[4]六本木アートナイト実行委員会「六本木アートナイト2017」
  09/30-10/01六本木周辺
  六本木で一晩中繰り広げられるアートのお祭りです。
  無料で楽しめるイベントがいっぱい!「街なかパフォーマンス」には
  康本雅子+ASA-CHANG&巡礼、On7、スイッチ総研、FUKAIPRODUCE羽衣、
  黒田育世、北村明子・金古照彦などが参加。
   http://www.roppongiartnight.com/2017/

[5]東京デスロック『ARE YOU HAPPY ???~幸せ占う3本立て~』
  09/30-10/14 STスポット
  フェスティバル/トーキョー17連携プログラム
  『3人いる!』
   作・演出:多田淳之介
   出演:李そじん 原田つむぎ 松崎義邦(崎は立つ崎)
  『再生』
   作・演出:多田淳之介
   出演:夏目慎也 間野律子 伊東歌織 李そじん 原田つむぎ
    松崎義邦(崎は立つ崎) 海津忠
  『ハッピーな日々』 ※12月に富士見公演あり。
   作:サミュエル・ベケット 翻訳:長島確 演出:多田淳之介
   出演:佐山和泉 夏目慎也
  <整理番号付自由席>
  【1演目券】
  一般前売・予約:2,800円/当日:3,000円
  学生前売・予約:2,300円/当日:2,500円
  【2演目券】(前売・予約のみ)
  一般:5,000円 学生:4,000円
  ※3作品の中から2作品を各1回ずつご覧いただけます。
  【3演目券】(前売・予約のみ)
  一般:7,000円 学生:6,000円
   ※全ての作品を各1回ずつご覧いただけます。
   http://stspot.jp/schedule/?p=3742
  多田淳之介さん率いる劇団東京デスロックの3本立て公演。
  『3人いる!』は飴屋法水さんが演出されたこともある、多田さんの
  代表作といっていい戯曲で、三人芝居です。過去レビュー↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0807224847.html
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2007/1002182919.html
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/0601155534.html
  私は2013年10月にソウルでも拝見しました。動画↓が見られます。
   https://www.facebook.com/12thTTS/videos/460845230694877/
  多田さんのツイート↓によると「がっつり書き直して」いるとのこと。
   https://twitter.com/GKTJ/status/902929552136998912
  『再生』初演(2006年)↓は事件でしたね~(笑)。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/1027001220.html
  『ハッピーな日々』は新作です。長島確さんの新訳にも興味あり。

≪ご参考≫

 「しのぶの演劇レビュー」↓に今月のしのぶの観劇予定あり。
  https://shinobutakano.com/2017/08/31/6660/

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 ◆2 【先月のベスト3】
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1.世田谷パブリックシアター『チック』 ※9/5-6に兵庫公演あり!
  08/13-27シアタートラム
  ≪東京、兵庫≫
  14歳の少年2人の夏休みのお話ですが、“単純明快な成長物語”、
  “青春の甘酸っぱい思い出”といったありがちな印象はあまりなく、
  現代社会の表と裏、光と影をきっちり描き、歴史を振り返りながら
  今を生きる人類に希望を持たせてくれる、刺激的で面白いお芝居でした。
   https://shinobutakano.com/2017/08/14/6366/

2.to R mansion『にんぎょひめ』
  08/17-20座・高円寺1
  期待以上!親子向けの温かい余興あり、ダンスや大道芸の見せ場あり。
  光と影のイリュージョンで劇世界に厚み。道具も衣装も凝ってる。
  物語に泣かされた…。特にシャボン玉を使うアイデアは見事!
   https://twitter.com/shinorev/status/899115060580163585

3.FunIQ『FunIQ×今城文恵(浮世企画)「あいだヶ原のほおずき祭り」』
  08/07-13 Ito・M・Studio
  オカルトゆえ現代のタブーを見つめやすい。生と性を冷静に対象化
  できるのは、女性作家(今城文恵)ならではかも。保身目的の分断、
  排斥は害悪になりやすいが、生死や自他の境を無くすほど極端に融合を
  進めても、人間は救われない。劇場を生かした具象美術も良い。
   https://shinobutakano.com/2017/08/12/6356/

次点.DAZZLE『Touch the Dark』
  08/25-09/03東京都渋谷区のどこか
  とうとう「immersive theater(イマーシブ・シアター)」が日本に!
   http://www.touchthedark.jp/

 その他はNPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)
  子どもに見せたい舞台『おどる童話「まほうのゆび」』、
 新国立劇場演劇研修所『朗読劇「ひめゆり」』、
 2.5次元舞台『超進化ステージ「デジモンアドベンチャー tri.
 ~8月1日の冒険~」』、コムレイド『鳥の名前』、
 範宙遊泳『その夜と友達』、Bunkamura『プレイヤー』、
 フジテレビジョン『ミュージカル「ヤングフランケンシュタイン」』、
 FUKAIPRODUCE『瞬間光年』、温泉ドラゴン『幸福な動物』、
 KARAS『勅使河原三郎「月に吠える」』、
 Nibroll『イマジネーション・レコード』等、順不同。

 ◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
   http://archives.mag2.com/0000134861/
  メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2017年8月(観劇数16作)は残念ながら発行せず。

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 ◆3 【おすすめ前売り情報~小劇場、歌舞伎、ミュージカル等の5本~】
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 ◎今月は前売り購入をおすすめしたい舞台を5本まとめてご紹介します。
  ぶっ飛んだラインアップになりました(笑)。制覇してください!

 ○庭劇団ペニノ『地獄谷温泉 無明の宿』
  2017年11/4-12 KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
  2018年01/12-14オーバード・ホール(詳細未公表)
  ≪神奈川、富山≫
  出演:マメ山田、辻孝彦、飯田一期、日高ボブ美、久保亜津子、
   石川佳代、森準人
  作・演出:タニノクロウ
  前売り4,500円・当日券4,800円・学生3,500円
  全席自由/入場整理番号付き。未就学児入場不可。
  ★9月9日(土)より一般発売開始(富山公演は未定)。
   http://niwagekidan.org/performance_jp/556
  タニノクロウさんの岸田國士戯曲賞受賞作↓の最終公演です。
   https://shinobutakano.com/2016/05/10/1740/
  あの装置を味わえるのはこれが最後!お見逃しなく!!

 ○松竹『芸術祭十月大歌舞伎・昼の部
  新作歌舞伎「極付印度伝 マハーバーラタ戦記 三幕」』
  10/01-25歌舞伎座
  日印友好交流年記念
  出演:尾上菊五郎、尾上菊之助 ほか
  脚本:青木豪 演出:宮城聰
  1等席18,000円 2等席14,000円 3階A席6,000円
  3階B席4,000円 1階桟敷席20,000円
  ★9月12日(火)朝10時より一般発売開始。
   http://www.kabuki-bito.jp/mahabharata/
   http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/543
  SPAC芸術総監督の宮城聰さんが尾上菊之助さん主演の歌舞伎を演出。
  台本は青木豪さんによる新作で、題材は「マハーバーラタ」です。
  宮城さんは7月のアヴィニョン演劇祭↓で高く評価されたばかり。
   https://shinobutakano.com/2017/08/14/6416/
  記者会見の模様↓
   http://natalie.mu/stage/news/246606
   https://www.facebook.com/SPACshizuoka/posts/1577447158996531

 ○シス・カンパニー『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』
  10/30-11/26世田谷パブリックシアター
  出演:生田斗真、菅田将暉、林遣都、半海一晃、安西慎太郎、
   田川隼嗣、林田航平、本多遼、章平、長友郁真、松澤一之、
   立石涼子、小野武彦
  脚本:トム・ストッパード 翻訳・演出:小川絵梨子
  S席¥10,000 A席¥8,000 B席¥6,000
  ★9月16日(土)より一般発売開始。
   http://www.siscompany.com/rosen/
  英国を代表する劇作家トム・ストッパードさんの代表作の1つを、
  新国立劇場演劇部門の次期芸術監督、小川絵梨子さんが翻訳・演出。
  生田斗真さんと菅田将暉さんが舞台でダブル主演。

 ○チェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーション
  12/01-20 KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ
  出演:全国オーディションによって選ばれた20代前半の俳優7人
  作・演出:岡田利規
  全席自由席・整理番号付 前売一般3,500円/当日一般4,000円
  U24(24歳以下)1,750円 高校生以下1,000円
  ★9月23日(土)より一般発売開始。
   https://chelfitsch.net/activity/2017/08/5.html
  世界で活躍する岡田利規さんの10年前の代表作であり、
  岸田國士戯曲賞受賞作である『三月の5日間』が、新キャストとともに
  新創作されます。私は初演を拝見し、再演時の劇場には7度通いました。
  100回記念ツアーの熊本公演(2011年11月)↓も観に行きました。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2011/1216174456.html

 ○KAAT神奈川芸術劇場『ミュージカル「ヘッズ・アップ!」再演』
  2017年12/14-17 KAAT神奈川芸術劇場ホール
  2018年03/02-12赤坂ACTシアター
  ≪神奈川、東京、富山、長野、大阪、愛知≫
  出演:哀川翔 相葉裕樹 橋本じゅん 青木さやか 池田純矢 今拓哉
   芋洗坂係長 オレノグラフィティ 陰山泰 岡田誠 河本章宏
   新良エツ子 井上珠美 外岡えりか 福永吉洋 大竹浩一 森内翔大
   香月彩里 谷須美子 伊藤結花 小林佑里花 大空ゆうひ 中川晃教
  作:倉持裕 原案・作詞・演出:ラサール石井
  神奈川公演:
   S席9,800円、A席8,000円、B席6,000円
   U24チケット24歳以下4,900円、高校生以下割引1,000円、
   シルバー割引(満65歳以上)9,300円
  東京公演:
   S席10,800円、A席8,500円、B席6,500円、U24チケット4,000円
  ★9月30日(土)朝10時より一般発売開始(大阪公演を除く)。
   http://m-headsup.com/
  2015年の『HEADS UP!』初演↓では大いに笑い、泣かされました。
   https://shinobutakano.com/2015/11/28/754/
  演出のラサール石井さんが読売演劇大賞・優秀演出家賞↓を受賞。
   https://info.yomiuri.co.jp/contest/clspgl/detail/2376.html

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 ◆4 【英国演劇の映画館上映情報~NTLiveの新上映~】
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 ◎英国ロイヤル・ナショナル・シアターが選んだ演劇界最高峰の舞台が
  映画館で楽しめるナショナル・シアター・ライヴ(日本では2014年~)。
   http://www.ntlive.jp/

  2017年も嬉し過ぎるラインナップ!!!
  「ハングメン」「三文オペラ」「深く青い海」「誰もいない国」
  「お気に召すまま」「一人の男と二人の主人」「ヘッダ・ガーブレル」

  ありがたいことに次々と再上映が決まり、追いかけるのが大変(笑)。
  公式facebook、公式twitterでこまめにご確認を。
   https://www.facebook.com/ntlivejp/
   https://twitter.com/ntlivejapan

 ○「誰もいない国 No Man’s Land」
  9/22(金)~9/28(木)TOHOシネマズ日本橋など
  上映時間:約150分
  出演:イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート、
   オーウェン・ティール、ダミアン・モロニー
  作:ハロルド・ピンター 演出:ショーン・マサイアス
   http://www.ntlive.jp/nomansland.html
  英国劇作家ハロルド・ピンターはノーベル文学賞受賞作家です。
  11月に『管理人』(演出:森新太郎)↓が上演されますね。
   https://setagaya-pt.jp/performances/201711kanrinin-3.html

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 ◆5 【編集後記など】
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 ◎8月7日発売の雑誌「悲劇喜劇・2017年9月号」に、河合祥一郎さんとの
  「演劇時評」第三回・最終回が掲載されています。まとめエントリー↓
   https://shinobutakano.com/2017/08/08/6275/
  1月から半年間、隔月で計3回の連載が終了しました。今月ご紹介した
  KAAT『オーランドー』と劇団昴『幻の国』の戯曲が掲載されています。
  他の読みものも尖がっていて充実しています。ぜひお買い求めください。

 ◎新国立劇場演劇部門のマンスリー・プロジェクトは、宮田慶子さんが
  芸術監督に就任されてから始まりました。朗読公演や専門家による
  講義など毎月1回開催され、基本的に誰でも無料で参加できます。
  9月はこれまでの演劇公演全175作品を振り返るもの。必聴でしょう!

 ・トークセッション「開場20周年特別企画 20年間の全175作品を振り返る」
  9月24日(日)17:00~@新国立劇場オペラ劇場ホワイエ
  出演:宮田慶子、中島豊(元チーフプロデューサー、現・財団常務理事)
  進行:佐藤優
  無料、要予約。講座は90分間の予定。
   https://www.nntt.jac.go.jp/play/monthly/

 ◎「悲劇喜劇」の連載が終わった反動もあってか、8月は観劇よりも
  ワークショップや講座の取材に行く回数が増えました。
  私はずっと、訓練を受けた俳優によるセリフ劇が観たいと望んでいます。
  そのためには俳優が教育を受けられる場と、俳優を指導できるプロが
  必要です。最近気づいてきたのは、演出家こそがそれを知るべき
  ではないか、ということ。演出家が受講できるワークショップが
  増えて欲しいと思います。以下↓、先月書いたレポートなどです。

 ◎ご報告しておきたい「しのぶの演劇レビュー」内記事

 ・【つぶやき】俳優の中嶋しゅうさんがお亡くなりになりました
   https://shinobutakano.com/2017/08/07/6243/

 ・【レポート】SPAC「『アンティゴネ』
  アヴィニョン演劇祭公演報告会in東京[第一部][第二部]」
  07/27 FabCafe Tokyo
   https://shinobutakano.com/2017/08/14/6416/

 ・【レポート】セルゲイ・チェルカッスキー講演
  「スタニスラフスキー・システムの世界的発展と現代の俳優トレーニング」
  08/16世田谷文化芸術情報センター・セミナールーム(5階)
   https://shinobutakano.com/2017/08/20/6477/

 ・【写真レポート】「横浜トリエンナーレ2017」08/04-11/05
  (横浜美術館/横浜赤レンガ倉庫1号館/横浜市開港記念会館・地下、他)
   https://shinobutakano.com/2017/08/22/6568/

 ◎おすすめ舞台中継など on TV(おすすめがある時だけ掲載)

 【WOWOW】9/2(土)午後3:00 ~
  パルコ・プロデュース『TEXAS テキサス』(2012年)
   出演:星野源 木南晴夏 野波麻帆 岡田義徳 福田転球 他
   作:長塚圭史 演出・出演:河原雅彦
   http://www.wowow.co.jp/detail/111526

 【NHK BSプレミアム】9/4(月)午前0時00分~ 午前4時55分[9/3(日)深夜]
   http://www4.nhk.or.jp/p-stage/x/2017-09-03/10/20385/2646206/

  Bunkamura『陥没』
   出演:井上芳雄、小池栄子、瀬戸康史、高橋恵子、生瀬勝久 ほか
   作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

  太田省吾没後10年特集『更地』
   出演:岸田今日子 瀬川哲也
   作・演出:太田省吾
  ※「転形劇場」の劇団員だった品川徹、大杉漣が番組出演。

 【NHK プレミアムシアター】9月11日(月)午前0時0分~[9月10日(日)深夜]
   http://www4.nhk.or.jp/premium/ 

  オランダ国立歌劇場オペラ『サロメ』(2017年)
   作曲:リヒャルト・シュトラウス 演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ

  エクサン・プロバンス音楽祭オペラ『ペレアスとメリザンド』(2016年)
   原作:メーテルリンク 作曲:ドビュッシー 演出:ケイティ・ミッチェル

  ※森岡実穂さんのツイートで知りました。
   https://twitter.com/MoriokaM/status/896217955310092288
   イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出『オセロー』は11月に東京で上演!
   http://www.geigeki.jp/performance/theater150/

 【BSスカパー!】9月20日(水) 23時~
  ON STAGE STAGE LEGEND #40
  コムレイド『鳥の名前』
  出演:荒川良々、山本浩司、村岡希美、根本宗子、他
  作・演出:赤堀雅秋
   https://www.bs-sptv.com/program/3373/

 【WOWOW】9/30(土)よる8:30~
  りゅーとぴあプロデュース『音楽劇「星の王子さま」』
  出演:井上芳雄、他
  原作:サン=テグジュペリ 上演台本・演出:笹部博司
   http://www.wowow.co.jp/detail/111523/-/01

 ◎地方新聞に掲載される新作邦画DVDの紹介記事を書いています。
  2017年8月は遅れを取り戻すために多めに選びましたが、
  またもや9月分に繰り越されそう…(以下、順不同)。
  ・「君の名は。」
    http://www.kiminona.com/
  ・「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド) 」
    http://tsukiji-wonderland.jp/
  ・「愚行録」
    http://gukoroku.jp/
  ・「相棒-劇場版4」
    http://www.aibou-movie.jp/
  ・「追憶」
    http://cinefil.tokyo/_ct/17000706
  ・「恋とオンチの方程式」
    http://noranekofilm.com/koitoonchi/

 ◎2015年5月に「ダルカラードポッドキャスト」に出演しました!
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2015/0528091621.html
  約15年のご縁(録音当時)になる谷 賢一さんと我が家でおしゃべりしました。
  1時間ありますので、通勤・通学中などにお楽しみいただければ♪
  ※音源がなくなっているようです。復活できたらまたご報告します。

 ◎wonderlandに私のインタビュー記事↓が掲載されました(2015年2月)。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2015/0318152052.html
  2013年9月の東大生によるインタビュー↓もよかったらどうぞ。
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2013/1120155340.html

 ◎当メルマガがまぐまぐ大賞2014・無料部門の
  エンターテイメント・ジャンルで4位に入賞↓しました!
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2014/1221174834.html
  まぐまぐ↓「【演劇好き必読】珠玉の演劇上演情報を無料で手に入れる!」
   http://www.mag2.com/p/news/3886

 ◎注目している役者さんに「しのぶさんのサイトでいつも
  オーディション情報をチェックしています」と言われて嬉しい!
  「受かりました!」と言われるともっと嬉しい♪
  「しのぶの演劇レビュー」に情報掲載をご希望の方は、
  お問い合わせフォーム↓からどうぞ。
   https://shinobutakano.com/contact/
  ※必ず掲載するわけではありません。ご了承ください。

 ◎ツイッターやってます!フォロワー約8100人に感謝♪
  ⇒ @shinorev : http://twitter.com/shinorev
  観劇感想の速報もたまにつぶやきます。
  震災・原発事故、政治・選挙関連のリツイートも多いです。

 ◎新聞・雑誌などに執筆する仕事をしています。
  お仕事のご依頼はこちらへ↓お気軽にどうぞ♪
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 ◎「CoRich(こりっち)舞台芸術!」で
   http://stage.corich.jp/
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