【レポート】SPAC「『アンティゴネ』アヴィニョン演劇祭公演報告会in東京[第一部][第二部]」07/27 FabCafe Tokyo

 SPAC(スパック)静岡県舞台芸術センターが2014年に続き、世界三大演劇祭の1つであるフランス・アヴィニョン演劇祭に招聘されました。5月に静岡でプレ上演された『アンティゴネ~時を越える送り火~』は最も権威ある会場の1つである法王庁中庭のオープニングを飾り、全6公演が満席で、毎回スタンディング・オベーションが起こるという大成功を収めました。SPACの「アヴィニョン法王庁日記」で詳細がわかります。

 7/27(月)の渋谷のカフェでは、『アンティゴネ』上演の報告会[第一部]と、文化庁の支援でアヴィニョンに派遣された若手演劇人のトーク[第二部]が開催されました。

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 以下、私がメモしたことの記録で、非公式のレポートです。だ・である調、ですます調が混ざっています。[第一部]についてはステージナタリーのレポートが簡潔かつ充実しています。

世田谷パブリックシアター『チック』08/13-27シアタートラム

 ドイツの児童文学書「Tschick(チック)」(作:ヴォルフガング・ヘルンドルフ)が、ロベルト・コアルさんにより戯曲化され、2011年にドイツで初演されました。小説の邦題は「14歳、ぼくらの疾走:チックとマイク」です。

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 『チック』は今でもドイツで上演が重ねられている人気の舞台だそうです。今回の日本初演はドイツ生まれの小山ゆうなさんが翻訳、演出されました。初日の上演時間はカーテンコール込みで約2時間35分(途中休憩15分を含む)。

 14歳の少年2人の夏休みのお話ですが、“単純明快な成長物語”や“青春の甘酸っぱい思い出”といったありがちな印象はあまりなく、現代社会の表と裏、光と影をきっちり描き、歴史を振り返りながら今を生きる人類に希望を持たせてくれるような、刺激的で面白いお芝居でした。公式サイトの作品解説などが充実していますので、どうぞ参考になさってください。

写真左から:篠山輝信、柄本時生 撮影:細野晋司
写真左から:篠山輝信、柄本時生 撮影:細野晋司

 なんと、映画版『50年後のボクたちは』の上映が9月から始まるそうです。幸運な機会だと思います。舞台を観てから映画館へGO! ※舞台を観るまでは、映画の予告編を見ないことをお勧めします。