On7『ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~』07/14-18 KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ

 On7(オンナナ)が谷賢一さんを翻訳・演出に迎え、イヴ・エンスラーの戯曲『ヴァギナ・モノローグス』を上演。チラシの写真撮影は篠山紀信さんです。クラウド・ファンディングで約73万円を調達しています。

 ※レビューは2017/12/12に公開しました。

≪作品紹介≫ 公式サイトより
「しいて言うなら”ま○こ”だけど、私にとっては呼び名がない。」

口に出そう、言ってみよう。
言わないことは見ないこと、無視すること、忘れること。
言わないことで秘密が生まれ、秘密は羞恥と恐怖、誤解を生む。
だから私は口に出す、言ってみる。
そしたら誰かが、少し楽になるかもしれない。
羞恥心や罪悪感を、感じなくて済むようになるかもしれない。

アメリカ人劇作家のイヴ・エンスラーが、年齢も人種も職種も様々な女性200人以上に「女性器」についてインタビューし、記憶と心の内を引き出した衝撃のモノローグ劇「The Vagina Monologues」。
オフ・ブロードウェイの最も優れた演劇に贈られる「オビー賞」を受賞し、60ヶ国以上で上演されている。世界の有力紙や文化人をも興奮と賛辞で湧き立たせた、強烈におかしく切ない、生のエネルギーに満ちた、女性たちによる人間賛歌。
≪ここまで≫

≪翻訳、演出の言葉≫
なぜ女だけが自分の性器について公に語ってはならないのか?口にするのもはばかられる言葉?口にしただけで卑猥だ、嫌らしい、反社会的だと言われる言葉?違うだろう。「卑猥だ」「嫌らしい」「反社会的だ」と言う人の心こそが、卑猥で嫌らしく、反社会的なのだ。女性器に罪はない。
さあ、女性器の話をしよう。話したくない人は話さなくたっていい。ただ少なくとも女性たちは、自分の女性器について語る自由を手にしてもいいはずだ。私の仕事は彼女たちの声を聞くことと、ほんの少し背中を押してやることだ。本当の意味で男女が対等に語り合う『ま○この話』を作ってみたい。(訳/演出 谷 賢一)
≪ここまで≫

 ↑ ×大スダジオ → ○大スタジオ

 ↑ ×岡田利規構成・演出 → ○岡田利規台本・演出

出演:小暮智美(青年座)、尾身美詞(青年座)、安藤瞳(青年座)、渋谷はるか(文学座)、吉田久美(演劇集団円)、保亜美(俳優座)、宮山知衣(テアトル・エコー放送映画部)
作:イヴ・エンスラー
翻訳・演出:谷賢一(DULL-COLOREDPOP)
舞台監督:今村智宏(青年座)/ 舞台美術:根来美咲(青年座)/ 照明:鷲崎淳一郎(ライティングユニオン)/ 音響:佐藤こうじ(Sugar Sound)/ 音響操作: 藤原圭佑 / 演出助手:森井沙織(青年座)/
写真:篠山紀信 / 宣伝美術:國本羽乃 / 宣伝ヘアメイク:KOTOMI / ヘアメイク助手:HIKONO / WEB:木下奈緒 / 制作:小野智美(Office smc)/ サポート:安藤 優 /
〈協力〉DULL-COLORED POP/Kishin Shinoyama Studio/(有)ライティングユニオン/Sugar Sound/Atelier S 尾山台/進戯団 夢命クラシックス/青年座/文学座/俳優座/演劇集団円/テアトル・エコー放送映画部/岡村印刷工業株式会社/ネイラー、ハラインターナショナル(株)/中村仁美(Kishin Shinoyama Studio)
企画・制作:On7
提携:KAAT 神奈川芸術劇場
【発売日】2017/05/14
[全席指定・税込]
一般 前売:3,800 円  当日:4,300 円 
大学生・専門学生以下:3,000円(要学生証提示)
プレビュー公演 前売・当日共:2,800円
http://onnana.com/arc_3.php

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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