【ワークショップ】東京芸術劇場「リロ・バウアーによる俳優・ダンサーのための演劇ワークショップ」4/18-22、4/24-29実施※4/7〆切(メールのみ)

 東京芸術劇場が女優、演出家のリロ・バウアーさんのワークショップを実施します。バウアーさんはサイモン・マクバーニー率いるテアトル・ド・コンプリシテの作品に主演したことがあり、演出家としても高く評価されているフランス人とのこと。詳細は公式サイトでご確認ください。

●東京芸術劇場「リロ・バウアーによる俳優・ダンサーのための演劇ワークショップ」
 日程:
  Aコース:2016年4月18日(月)~22日(金)
  Bコース:2016年4月24日(日)~29日(金) ※ 4月25日(月)は休館のため休み
  各日とも11:00~18:00(途中、ランチ休憩有り)
 ※日本語通訳付き

 料金:15,000円 ※初回に支払い
 参加条件:
  舞台で活動している俳優・ダンサーの方
  全日程(5日間)参加可能な方
 定員:各コース20名 ※応募多数の場合は応募内容による簡単な選考あり。
 申込み締切:2016年4月7日(木)

以下、リロ・バウアーさんについてよくご存じの方のコメントを転載します。

 坂手洋二さんのfacebookより転載します。
「テアトル・ド・コンプリシテ『ルーシー・キャブロルの三つの人生』。日本公演も素晴らしかったが、1996年マケドニアのMOTフェスティバル、国立劇場メインシアターで、この劇が大絶賛上演された直後に同じ劇場で燐光群『神々の国の首都』を上演したときのプレッシャーは忘れられない(私と音響の島猛は早入りして現地でも観たのだ)。幸い『神々の国の首都』も大受けしたのだが。……その直後にロンドン・ノッティングヒルのゲートシアターのレパートリーとして私の『くじらの墓標』イギリス版が上演されたとき、リロ・バウアーとクライヴ・メンデスが出演してくれた。日本では中山マリと鴨川てんしが演じた役だ。ルーシー・キャブロルが俺の戯曲を演じてくれている、という感激。サイモンも現場周辺をうろうろしていたし、初日のアフタートークはデビッド・ルヴォーと私だった。伊川東吾さんに本当にお世話になった。恵まれたロンドン・デビューだったが、イギリス演劇界の壁は厚い。その後私の作品はロンドンではニコラス・ハイトナー演出『ブラインド・タッチ』がリーディング上演されたのみだ。……それはさておき、リロ・バウアーのワークショップ。『くじらの墓標』の登場時の歩き方からして鮮明に覚えている。「フィジカル」という言葉を聞くとリロを思い出す、という次第だ。ルコック・システムとコンプリシテのオリジンを日本人俳優が体験できる、希有なチャンス。応募しない手はないと思うよ。東京芸術劇場、やるときはやるなぁ!」

 ●今井克佳さんからのfacebookページへのコメントを転載します。
「芸劇でリロ・バウアーのワークショップがある。私は、ロンドン大学SOASでの在外研究中だった2009年初頭、無謀にもコンプリシテの俳優向けワークショップに応募し、参加したことがあった。その時の講師が、このリロ。小柄な女性でよく笑う。

さかのぼれば野田秀樹がロンドンで最初に参加したワークショップもリロが講師だったようだ。その縁で野田はリロがパリで演出した舞台に出演しているらしい。昨年「エッグ」パリ公演について野田が書いている中でそのことに触れていて、リロが本拠地としているパリで再会したと書いてあった。

確かにリロはワークショップの時、雑談で日本のことを話題にしたとき、すぐに野田秀樹に言及した。私が「あなたが『ルーシー・キャブロルの三つの人生』のルーシーだったんですね」というと、「Long ago…」と遠くを見るような目で言った。リロが来るなら会いたいな…たった5日間だったから私のことは憶えてないかも知れないけれど。

そういえばロンドンのコンプリシテでも、5月にリロのワークショップがあるみたいですよ。現地の方も注目!」

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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