ロ字ック『鳥取イヴサンローラン』09/26-10/11シアター711

鳥取イヴサンローラン
鳥取イヴサンローラン

 山田佳奈さんが作・演出・出演されるロ字ックは女性ばかりの劇団です。「CoRich舞台芸術まつり!2014春」でグランプリを受賞。受賞作はスポンサード公演として来年6月に東京芸術劇場シアターウエストにて再演予定です。

 『鳥取イヴサンローラン』も再演なんですね。上演時間は約2時間。小さな空間に具象の舞台装置を建て込んで、客演に達者な女優さんを迎えて、一歩ずつ着実に公演の完成度を上げていってるんだろうなと思いました。作風は下北沢の小劇場らしい娯楽系という感じでしょうか。ちょっと懐かしい気もしました。

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 レビューは記録程度です。

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
乱雑な部屋 何もない現実。いつもここで、わたしは目覚める。
そしてわたしはこの夢を引きずって家を出て、小田急線であのスナックへと向かった。

鳥取出身の美和子(ミワコ)は、とあるスナックで働き始める。
が、その店は、客の入りも悪く、女同士の他愛ないお喋りばかりが盛り上がっている。
しかも先日、男関係で揉めたチーママが店で手首を切ったらしい。
そんな女たちのいざこざを尻目にやり過ごしていた美和子だったが、ある日、
幼馴染である男・岡谷(オカヤ)と店で再開することになる。
過去の思い出話に苦笑いする美和子は、「結局変わんないなー」と言う岡谷に、
自分のグラスを持って立ち上がり、こう告げる。

「わたし昔っから性格ヤバいから」

さまざまな感情が渦まくスナックで、女たちが、ひと癖ある“女子会”を催す―――?!
男と女って何ですか?愛されるって何ですか?わたしがこうなっちゃったのは、あんたのせいだ!
わたしだって愛されたかったんだから!!
 ≪ここまで≫

 ここからネタバレします。

 主人公(堂本佳世)がまだ会ったことがなかった店のママ(=父の愛人)に電話した時、電車の轟音で声がかき消されて暗転しました。その後の女子会での本音暴露大会(←面白かった)が傷害事件に発展し、次の場面はいきなりママの葬儀。電話の会話は書いて、上演する必要があったんじゃないかな~と思いました。

ロ字ック第十回本公演
出演:堂本佳世、日高ボブ美、山田佳奈(以上、□字ック)、遠藤留奈(THE SHAMPOO HAT)、圓谷健太、小川夏鈴(東京ジャンクZ)、小林春世(演劇集団キャラメルボックス)、水野小論(ナイロン100℃)、鈴木理学(とくお組)、那木慧、山田ジェームス武
脚本・演出:山田佳奈 舞台監督:佐藤秀憲(ステージメイツ) 照明:大津裕美子(コローレ) 音響:角田里枝
宣伝美術:大須賀裕美 舞台写真:大滝央子 Web:サイトウ QPOD:金田慎平
楽曲提供:THE BOHEMIANS
演出助手:川村知也、鈴山砂丘、そのださえ
制作:宮原真理 当日制作:新居朋子 
企画製作:□字ック
料金 1,000円 ~ 3,500円
【休演日】5(月)【発売日】2015/08/08
前売り:3300円/
学生(要学生証):2500円・高校生以下:1000円・リピーター:1800円/
当日:3500円(全席自由席)
<<2015年8月8日(土)チケット発売開始>>
ぴあ限定!最前2列指定席チケットは下記URLから購入いただけます。
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1537599
※リピーター割適用外です。
※当日受付にて指定席券と引き換えさせていただきます。
http://www.roji649.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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